9カ月すごした女川拠点生活~2023

9カ月すごした女川拠点生活~2023

久しぶりの投稿です

空いた更新期間、この間に様々なことに挑戦することができました。私が所属するさとのば大学、女川町受け入れ事務局アスヘノキボウ、バイトと広報の面で就労しているBlueCoralReefなど様々なセクターを介しながら女川町のなかで役割を担うことを2023年の滞在期間で行っていました。

女川町にきた3月に一番最初におこなったのは、「津波伝承女川復興男」への参加でした。まだ私が女川町で一年移住するにあたってサポートを受けることになる滞在地域の受け入れ事務局「アスヘノキボウ」の皆さんとも打ち解けきれていない頃です。今年も参加したいと考えているほど、僕の一年間の滞在においてすごく印象的なイベントになっています。

2023年のハイライト

・ポスターデザインという仕事
唎酒師”長内映里香”さんとガル屋さんが中心となり、ポンボールという日本酒のソーダ割りイベントが町のクラフトビール屋”ガル屋”さんで行われました。そこでイベントポスター制作を店主の木村さんよりご依頼いただきました。
自分が運営に入っていないイベントでのポスターづくりは初めてのことで、戸惑うことも多く不安もありましたが、これまで数々のイベントをご自身で開催され、自身もデザイン会社に在籍していた経験をもつ木村さんが適切に”こんなイメージ”というオーダーを細かく提示してくださっていたのであまり気負うことなく取り組むことができました。
木村さんが巻き込んでくれたことで、長内さんや町のまささんなどこれまで関われていなかった方たちともコミュニケーションをとるきっかけになり、すごく糧となる体験でした。

またイベント後、ポスターデザインの話がきっかけとなり、女川町のカレー屋”BlueCoralReef”のお店で使うメニューのデザインも担うことになりました。

・おながわ秋の収穫祭
一番ワクワクしていた祭りです。バイトしていると今年はサンマが少ないという話を聞いていてソワソワしていましたが、祭り当日は1万尾以上集まっていて圧巻の賑わいでした。
僕は、焼きを担当していました。これまでの祭りではステーションでごみを回収するなど事務方の担当を経験する機会が多かったこともあり、また一風かわっていました。焼きの係りは、網をスライドさせたり、裏返したりして受け渡し口までにサンマに火を通していきます。脂がしたたりおちる姿は、目に焼き付けすぎて脳裏から離れないならではな思い出です。

・商工祭

町外のひとも混じって交流する祭りが多い反面、こちらは町の人に還元するための祭りです。中でもたも網すくいは驚き桃ノ木でした!!

僕は期間中バイトをしていたので楽しめてはいないのですが、友だちからお魚を頂きました。掬ってきたというビニール袋を覗くと大きなブリが5,6匹、ほかアジなどがはち切れそうなぐらい入っていて驚きました。
少しプレゼントしてもらったので、初めて魚を三枚におろすことにチャレンジしてみました。みようみまねでしたが、うまくでき、少し遅くなりましたが女川町の子から譲り受けた魚で港町らしく魚捌きデビューを飾ることができ、とても幸せな体験に!

 

この一年の気づき

この一年で得た気づきは、これまでネガティブな印象しかなかった”まちづくり”地域の在り方についてでした。色んな人のできることを柔軟にとりいれ、活かすことができる”外からきたひと”に役割を与えていくまちづくりができる所がこれから生き残っていくのだと思います。
僕はやはり、ポスターデザインが印象的で木村さんに役割をいただいたことで町に住んでいる実感がわき、愛着をおぼえました。そこに定住へのヒントもあるのではないでしょうか。

投稿者プロフィール

さとのば大学 光竜でひかり
さとのば大学 光竜でひかりさとのば大学2年:旅するベーカー
旅する大学さとのば大学2年生 
      明るい神の光る竜でみょうじんひかり(20)

出身;四万十川のほとり〔高知県in四国〕
高校からは地元を離れ、世界で話題沸騰の”天井に角材がぶっささってる雲の上の図書館”のある梼原町で寮生活を送り、それからはさとのば大学1年生として、岐阜県の郡上市で田んぼしたり、酵母をおこしたりして土地に根差した暮らしを一年間。

特技;酵母菌を飼いならすこと
郡上市で天然酵母をおこせるお姉さんに出会い、レクチャーしてもらい自分のものにした。柿にみかんに竹と!
現在は、”自然の営み”と命名した郡上の竹を使った酵母のみ所持
(運ぶには重かったのです~)

さとのば大学の10地域ある提携地域の中に、女川町がいた縁でアスヘノキボウさんのバックアップのもと、1年間女川移住中〔2023,3~2024〕
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