【女川マーサ3日目①】初の漁船と門脇小学校

【女川マーサ3日目①】初の漁船と門脇小学校

長野の海なし県から来たお試し移住学生のマーサです!

今日は1日が長かった…書くことが多いのですが、じっくり言葉にしていきましょう。

漁船に乗り、初めて漁を見学…!

朝3:00起床、まだ真っ暗な時間に車を走らせて港まで。行く先は海の上。初めて船に乗って同行させていただき、漁業見学をしてきました。

網漁なので、すでに仕掛けてある網のポイントまで船が進んでいきます。慣れない潮風が顔の横を走り、波が大きく船を揺らしていました。

ポイントにつくと、8人ほどの漁師さんたちが定位置につき阿吽の呼吸で進めていく姿が印象的でした。会話はほとんどなく、慣れた手つきでどんどん釣った魚をかき集めていきます。

そのころ日が昇ってきて、まぶしい光が波に反射して、海鳥たちが頭の上をたくさん飛んでいる景色が絶景でした。

綺麗な時間をまっすぐ見つめていられたわけではなく…。船に慣れない私は船酔いをして、きれいに吐くところまでスッキリし。これはこれで良い経験だったと、海で働く漁師さんたちは毎日すごい、こういう生活をする人もいるんだと身をもって実感した朝でした。

 

石巻市震災遺構 門脇小学校へ

「見るのと聞くのとでは全く違う」という言葉が、しっかり心に残る時間を過ごした今日の午後。

石巻の門脇小学校は、津波火災が発生し、校舎が津波と炎で被災を受け、その建物の一部をそのまま残した震災遺構です。

時は約10年、私が今日これを見るまでに、まったく当時と変わらず時が止まる校舎の姿に、おぞましい空気感がありました。

ただ外を見ると復興が進み緑の更地と道路が広がる石巻の姿が。そして奥には穏やかな海が見えました。

私は信州大学の教育学部を卒業し、教員免許を取得する過程でもちろん防災教育についても学びました。

東日本大震災の津波の被害やその時の教職員や学校の行動についても一通り学ぶのですが、それはあくまで知識。海がない県なので実感はわかないのが事実です。

私が門脇小学校に実際に足を運びこの目で見ることは、津波の被害の大きさに驚いたのはもちろん、印象深く心に残った震災遺構でした。

3.11当時の児童たち・教職員・保護者の行動が目に見えるように脳裏にうつり、自然と怖さを感じ涙を流す自分がいました。

教職を目指す私にとって、災害が津波であろうがなかろうが、学校現場で児童・地域の皆さんを守る行動をどこまで意識する必要があるのか、防災教育を改めて考えさせられる機会になりました。

震災被害を受けた石巻の旧大川小学校も行きたいところ…!足を運んでみたいと思います。

今日は朝が早かったせいか、門脇小学校の見学を含めてもまだ16:00!

一日が長かった日なので夕方~夜までの活動についてはもう1投稿する予定です。ぜひそちらもご覧ください。

 

投稿者プロフィール

工藤茉紗美
工藤茉紗美
長野の箱入り娘 まーさ(Kudo Masami)
海なし県の長野県長野市生まれ・育ち。信州大学教職大学院1年。第一種小学校・特別支援教員免許保持。好きなことは新しい人に出会うこと、自分の知らない環境に飛び込むこと。ダンスとヨガをします。ラーメンは週2で食べるほど愛してます。新聞が好きです。
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