創業本気プログラム1週目の感想「本気でした。」

創業本気プログラム1週目の感想「本気でした。」

参加したきっかけ

11月13・14日(土日)、第12回『創業本気プログラム』に参加しました。創業本気プログラムとは、全6日間の講座を3か月間かけて起業前のマインドセットからビジネスプランのブラッシュアップまで取り組むプログラムです。

女川フューチャーセンターCamassで作業をしていた時、スタッフの後藤さんからプログラムに参加してみないかというお誘いをいただいたことがきっかけでした。30歳までにカフェを開きたいという目標を共有していたので、私に声をかけてくださったそうです(言ってみるもんだなぁ)。

このプログラムの概要を初めて聞いた時、「自分はこれを受けなければならない」と強く感じました。もともと自分なりのビジネスアイデアを持っていたのですが、本当にそれでお金を稼げるとは思っていませんでした。どこかのタイミングでブラッシュアップしなければいけないと思っていた時だったので、運命に導かれるように参加を決意しました。

 

初日の感想

プログラムの初日は、インティラックのセンター長を務める佐々木大さんが目の前で講師をしてくださりました。今回の参加者は私一人だけだったので、ずっと目が合っていました(笑)。佐々木さんは大学院生の私にも親しみをもって接してくださり、一日中”あさぴょん”と呼ばれていました。

講義では、起業前のマインドセットとして「WHY・WHO・WHATの明確化」や「ビジネスアイデアを練るワークショップ」などを行った他、『はまぐり堂』のケーススタディと代表の亀山さんの講義などを行いました。最後に行った発表では、”あさぴょん”と呼ばれながらみっちり洗礼を浴び、自分では認識できていなかった課題をたくさん見つけることができました。正直とても悔しかったですが、同時に、メンターの方々が自分に対して本気になってくださることにとても興奮しました。

 

2日目の感想

2日目は、佐々木さんにマンツーマンでメンタリングをしていただきながら、「WHY・WHO・WHAT」を練り直す作業を行いました。この時に気づいたのは、自分は『喫茶ランドリー(※)』に憧れすぎていて、自分の起業動機を明確化できていなかったということでした。

(※)喫茶ランドリー・・・私がベンチマークにしているカフェです。詳しくはコチラ

喫茶ランドリーで過ごす人々が「自由」であることに憧れを抱いていましたが、「自由」の何が良いのかを考えたとき、私の場合は「否定も、無理な肯定も、必要のない環境」ということが本質であることに気づきました。「否定も、無理な肯定も、必要のない環境」とは、「他者を肯定できないとしても、少なくとも否定したりはしない世界」であり、同じ空間にいる人間が互いに干渉しなくてもいい環境のことです。私が求めていた世界とは、まさにそういった世界であるということに気づきました。

改めて作成した「WHY・WHO・WHAT」を発表した後は、NPO法人ETIC.の山内さんにフィードバックをしていただきました。「否定も、無理な肯定も、必要のない環境」という表現では、具体的なイメージがまだ湧かないということ。ただし、その独特の世界観はもっと深堀したほうがいいということ。その世界観に対するニーズの代弁者となるまで理解を深めること。といったアドバイスをいただきました。

 

プログラム1週目を終えて

これまでの人生について、これほどまで振り返った時間はありません。今まで無意識的に行っていた選択にも理由があったことや、自分にしか見えていない世界があったことに気づかされました。私は今まで、【どうなりたいか】ばかり考えてきたので、自分が【どうありたいか】という問いは非常に難しいものでした。正直、今でもこの二つをうまく切り離して考えることができていません。今後もこの問いに正面から向き合い、時間をかけて理解していく必要があるがあるなと感じました。

投稿者プロフィール

渡辺亜沙人
渡辺亜沙人
宮城大学 事業構想学研究科1年。石田研究室に所属し、環境心理学・社会学の領域からサードプレイスに関する研究を行う。2020年3月から現在まで株式会社MAKOTO WILLにインターンとして所属し、2021年11月からアスヘノキボウでのインターンを開始する。30歳までにカフェを開業することが目標。
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