ドライブの一日

今日もよく晴れました。せっかくの好天なので、思い切ってレンタカーを借りて、少し離れた浜まで足をのばすことにしました。滞在も数日が過ぎて、まちなかはだいぶ歩き慣れてきたので、そろそろもう少し遠くの景色も見てみたい、という気持ちがあったのだと思います。

浜へ向かう前に、まずは喫茶店へ立ち寄りました。ブレンドコーヒーとチーズケーキをいただきます。コーヒーは香りがよくて、しっかりした味わいなのに飲み口はすっきり。チーズケーキと合わせると、朝からすっかりいい気分になりました。旅先で入る喫茶店には、その土地の時間の流れみたいなものがにじんでいて、こういうひと息が意外と記憶に残るものです。

そのあとは「銀鮭広報部」というお店で、「入部届」という名前の定食を食べました。名前からしてユニークで、思わず頼みたくなってしまう。地元の食材を使ったお店の名物のようで、こういう遊び心のあるお店との出会いも、旅のいいところだなと感じます。おなかもしっかり満たされて、いよいよ浜へ向かいます。

運転しながら、同居人とはずっとおしゃべり。車だと行ける範囲がぐっと広がるし、なにより車内で交わす何気ない話そのものが楽しい時間でした。歩いているときとも、部屋でくつろいでいるときとも違う、車の中だからこその会話のテンポがある気がします。景色が流れていくのを横目に、とりとめのない話を続けているうちに、あっという間に浜へ着きました。

浜に着いてからは、もう迷わず、そのまま海に飛び込みました。砂浜の砂がとてもきめ細かくてきれいで、足の裏の感触が心地いい。晴れた日の海はやっぱり格別で、体ごと水に入ると、それまでの疲れがすっと流れていくようでした。まちなかを歩いて感じる女川と、こうして海に飛び込んで感じる女川は、まるで別の顔をしているようで、同じまちにいくつもの表情があることをあらためて実感します。

すっかり気に入ってしまったので、明日もまたここへ来る予定です。車があると、行ける場所も、気持ちの余裕も変わる。ひとつ足をのばしてみるだけで、まちの見え方はこんなにも広がるのだと感じた一日でした。残りの滞在も、こうして少しずつ知らない景色に出会っていけたらと思います。


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金井湧大
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