最後の晩餐会

最後の晩餐会

退去二日前。もうひとりのインターン生が帰る前日、餃子パーティーを開くことにした。以前寮でやった餃子パーティーがあまりにも楽しく、どうしてももう一度やりたかった。餃子パーティーとはすばらしいものなのである。まず、餃子が嫌いという人はいない(偏見)。好きという人が大多数である(これも偏見)。なのでどんな人でも楽しむことができる。そして料理のバリエーションを簡単に豊かにできる。一つの餃子のタネから焼き餃子、水餃子、揚げ餃子など、いろいろな餃子に進化させることができる。さながらイーブイのようだ。さらにおしゃべりの時間も自動的に確保される。パーティーというほどなので、必要な餃子の数は自ずと膨れ上がる。今回は9人で200個。その数の餃子をみんなで包むことで、自然と会話の生まれる時間を生みだすことができる。そしてなにより、フライパンからひっくり返す瞬間。あれがたまらない。うまくいっていれば必ず場は沸く。うまくいかなかったときの空気は想像しなくない。今回は全員大成功。自分も初めて餃子を焼いたが、師匠の丁寧な教えのおかげでとてもきれいに焼くことができた。次回以降の餃子パーティーでは無双できるだろう。

そしてもう一企画、並行してバケツプリンを作る会が行われた。これはもう一人のインターン生発案。ずっとやってみたかったらしい。本当に大共感。結構な数の人のいつかやってみたいランキングに入っているのではなかろうか。冷やす時間が必要らしく、実際に作ったのはパーティーの前日で、自分は参加できなかったのが悔やまれる。バケツプリンをひっくり返す瞬間もたまらないね。あれは餃子を超えていた。結果はこちらも大成功。想像を軽く凌駕する完成度で、感動すら覚えた。ただ、その量も想像を超えており、9人でむしゃむしゃ食べても一向に減る気配はなかった。とてもおいしかった。作ってくれた方々に感謝です。

そのあとは、洗い物当番をかけて大富豪を行った。これも恒例行事である。自分は大富豪がうまいので、どうせ勝てるだろうと、正直高を括っていた。結果、見事大勝利。最後負けるオチとかはいらないのだ!いつもは負け続きの、バケツプリン考案者の大番狂わせに焦ったものの、なんとか勝ちぬけた。今回負けると、シンクからあふれるほどの洗い物をする羽目になっていたので、本当に良かった。

このような最高のメンバーに囲まれて、インターンを始めとした女川での生活を送ることができて幸せだった。またいつか、会える日が来ますように。ばいばい。

投稿者プロフィール

大久保静慈
大久保静慈
大久保静慈(せいじ)。大学生。

幼い頃から生き物が好きで、現在は生物について学ぼうとしている最中。生物の仕組みを理解するだけでなく、それを社会に活かす研究に興味がある。

将来は研究に関わる仕事を目指しており、今回のお試し移住では、トリガイの種苗生産を通して、生物に関する知識や技術が地域産業の中でどのように活かされているのかを、実際に現場で学びたいと思い参加した。
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