ガル屋にて

ガル屋にて

もみーです!

今回は僕が女川にいる間に最も通ったこちらビールの美味しいお店、ガル屋さんについてのお話をいくつか。 

元々僕はそんなにお酒が強いわけでも、ビールを好んでたくさん飲むわけでもないのですが、ここのビールは本当に美味しい!それもそのはず、ガル屋さんで飲めるビールは、写真にも写っているご主人の優佑さんが『店内で』丁寧に醸造した自家製のクラフトビールなんです!最初にいただいたとき、「こんなに飲みやすくて味わい深いビールがあるんだ!」と驚いたのを覚えています。

また、りんごが原料であるシードルというお酒も、ここで初めていただきました。僕の「お酒」というものに対する価値観というか、向き合い方みたいなものをガラッと変えてくれた出会いの一つです。

お店は立ち飲みスタイルなのでお客さんの入れ替わりが激しく、しばらくいれば個性豊かな町内外の方にたくさん出会ってお話しすることができます。ガル屋さんをはじめ、町内の飲み屋では当たり前のように女川町長さんや商工会の会長さんをはじめとするさまざまな方達とお酒を飲みながらコミュニケーションをとれるところが、町の魅力の一つだと僕は感じています。

そしてガル屋さんエピソードで外せないのが、やっぱりハロウィンの日の芋煮会!

ある日いつも通りガル屋さんで飲んでいるときに、ふと「女川って芋煮の文化ないんですか?」と東北素人の僕が言ったところ、「女川ではあんまりやらないけど、せっかくだし来週のハロウィンの日にでもやるか!」的なノリでその場で開催が決定し、そこからはとんとん拍子に話が進んでいきました笑

こっちは牛肉の山形風

当日はお店の休業日にもかかわらず場所の提供から鍋、具材の準備までしていただきました。しかも仙台風と山形風どちらも大量に!お声掛けしていた常連さん含め延べ15人くらいのお客さんと、一緒に芋煮を作るところから、みんなで鍋を囲んで楽しいひとときを過ごさせていただきました。まさかお試し移住者の僕がパッと言ったことを発端に、こんなにステキな時間をたくさんの人と共有できるとは思っていなかったので、本当に幸せだったなあと思っています。ガル屋さんはじめ、一緒に充実した時間を過ごしてくれた皆さん、改めて本当にありがとうございました!

町内の方ふくめ、いろいろな背景で女川にいる若者もたくさん集まりました

お客さんがお店を後にするとき、ガル屋さんでは必ず優佑さんの「いってらっしゃい!」の声が聞こえてきます。

次のお店に、明日の仕事に、あるいは町の外に、、、それぞれいろいろな次の行き先があると思いますが、僕は、この言葉の中には「気を付けて」「次も楽しんで」「またおいで」いろいろな意味が込められていると(勝手に)思っています。

僕もお試し移住が終わったら女川を離れることになりますが、次戻ってくるときは胸を張って「ただいま!」と言って帰ってこれるような次のステップを踏んでいきたいと思える、ガル屋さんからの帰り道なのでした。

投稿者プロフィール

もみー
もみー
宮崎県宮崎市出身、北九州市立大学地域創生学群に所属している、籾木 敬登(もみき けいと)です。大学ではまちづくり(まち経営、コミュニティ形成をメインに学んでいます。

現在、仙台を拠点に一般社団法人VENTURE FOR JAPANというスタートアップ企業で長期インターンをしています。せっかく東北に来たので、女川のまちづくりを学びながら、たくさんの人と繋がりたいと思い、約1か月の移住体験にきました!
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