最初から自分の居場所だった

最初から自分の居場所だった

約1か月間のお試し移住期間を終え、早くも一週間が経とうとしています(時間空いてしまいごめんなさい…)。

一言で言うと、女川での1か月間は本当にあっという間でした。リアルに体感2週間くらい笑

それくらい、毎日が充実していました。

Camassでお仕事をしている社会人の先輩方に仲良くしてもらったり、日替わりで(昼夜の2食とも)町の飲食店にご飯を食べに行ったり、祭りでさんま焼きまくって煙と脂まみれになったり、町外から来た友達に臨時の現地ガイドしたり、芋煮したり、飲んだことないお酒をいただいてフラッフラになったり…。毎日、何かしらこれまでにやったことないことをして、見たことのない景色を見て、初めて口にする美味しい食べ物を食べて、いろんな意味での新しい出会いがあって、たくさんの人といろんな話をして。

うまく言葉にできないけど、これまで九州の中だけで生まれ育ってきた僕にとって、文化や風土の違いはもちろんそうだし、「こんな考えを持った人がいるんだ」「こんな経験をしてきた人がいるんだ」といった気付きを与えてくれた女川での多くの出会いは、僕の視野であったり、生き方の幅みたいなものを大きく広げてくれたと思っています。

そして、こうやっていろんな出会いや経験ができたのは、女川に住む人々の中に、僕のようないわゆる〈よそ者〉が、まるで「最初からここは自分にとっての居場所だった」かのように感じさせてくれる空気感みたいなものがあるからだと感じています。

女川滞在中に、元々女川が生まれ故郷で、今は東京でバリバリ働いているけれど、自分の持っている力で女川に貢献できることがあれば今すぐにでもやりたい!と話している方にお会いしました。その方は久しぶりに女川に帰ってきているとのことでしたが、「夜の女川にこんなにたくさん若者がいるとは思わなかった」とおっしゃっていました。今の女川は、お試し移住者の僕を含め、アスヘノキボウのインターン生やさとのば大学の学生など、全国から多様なバックグラウンドを持った若者が集まってくる町です。町民の方からしたらもしかすると当たり前になっているのかもしれませんが、若者が「行ってみたい」「学びたい」と町自体に興味を持つ地方の町なんて、そうそうないと思います。

町として掲げている『あたらしいスタートが世界一生まれる町へ。 』という言葉通り、行政も民間も、町内の人も外からやってきた人も関係なく、とにかく楽しいことをみんなで生み出したい、という思いがあふれているからこそ、どんどんアップデートされてどんどんワクワクする町になっているのだと思います。芋煮だって最初は何気なく出したアイデアだったし、飲み屋で話を聞いていたら、あっちこっちで新しい取り組みの卵たちが生まれていました。そしてそれをカタチにする行動力も持ち合わせています。ある意味、町全体がスタートアップのベンチャー企業みたいだと思いました。

 

最後になりますが、お試し移住初日に掲げた「女川を第3の故郷にする」というミッションは、僕の中ではめちゃくちゃ達成したつもりでいます。前回の記事でも書いたように、「いってらっしゃい」と送り出してくれる町に「ただいま」と帰れる自分で在りたいと、心から思っています。と、大げさに書いてますが、実はさっそく今月末も女川帰ります笑。なんなら、今年の年末年始も女川で過ごすことを決めました。人生で初めて、実家以外の場所で年越しします笑。ちなみに、来年のさんま祭りも焼き台の前に立ってると思います。

こんなふうに思わせてくれるくらいステキな1か月間を一緒に過ごしてくださった女川の皆さん、女川で出会った皆さん、本当にありがとうございました。帰りを楽しみに待っていてくれると嬉しいです。

夜の散歩中に見つけた穴場から撮った写真

投稿者プロフィール

もみー
もみー
宮崎県宮崎市出身、北九州市立大学地域創生学群に所属している、籾木 敬登(もみき けいと)です。大学ではまちづくり(まち経営、コミュニティ形成をメインに学んでいます。

現在、仙台を拠点に一般社団法人VENTURE FOR JAPANというスタートアップ企業で長期インターンをしています。せっかく東北に来たので、女川のまちづくりを学びながら、たくさんの人と繋がりたいと思い、約1か月の移住体験にきました!
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