11月29日、女川の秋の風物詩である「おながわ秋の収穫祭(旧さんま収獲祭)」が開催されました!
僕は今回、さんま焼き部隊にボランティアとして丸一日参加させていただきました。
20年以上も前から続いているこのイベントの目玉は、なんといってもさんまの炭火焼き!南北に伸びたさんまの焼き台(別名、ベルトコンベヤー)に載せられたさんまが、この日のために町内外から集結したボランティアスタッフの手によって、じっくりと焼かれながら北上していきます。
僕も前半は焼きアミの運搬部隊として走り回っていたのですが、後半は焼き部隊の方に混ぜていただいてたくさんのさんまを焼く体験ができました。
離れているときは気付かなかったのですが、焼き台の近くは想像以上に高熱で、なにより煙がすごかったです。僕を含め多くの方が、頭にタオルor帽子、目にはゴーグルをはめて作業していましたが、この日焼いた約8,000尾分のさんまの香りが2,3日は体に染みつき、目と鼻にも多大な爪痕を残していきました笑。
それでも、30~40分という、某夢の国も顔負けの待ち時間にかかわらず長蛇の列を作ってくださっていたお客様のために、一生懸命、1尾1尾丁寧に火を通していきます。ベテランから今回初参加のスタッフまでみんなで協力して、真剣に、時には笑い合いながら充実した一日を過ごさせていただきました。
(少し話はそれますが、女川の人たちは町外から来た人に対しても本当に優しいんです。詳しくは今度の記事で触れますが、僕にとっての女川は、まるで「最初からこのまちの人間であるかのように感じることができるまち」「誰にとっても第2の故郷となり得るまち」と言えるくらい、町内どこに行っても居場所があって、受け入れてくれる人がいるまちであると感じています。)
もちろん僕も、休憩時間に焼き立てアッツアツのさんまをいただきました。実はこの日が、僕にとって女川のさんまをいただく初めての日。というのも、お試し移住をすることが決まったタイミングで収穫祭のボランティアをすることも決まっていたので、何としても最初の女川さんまはこの日に食べたいと思って我慢していたのです!
そんな耐久期間を経ていただいたさんまはもう、泣くほど旨かった。昔に比べると漁獲量も1尾ごとの大きさもかなり落ちてしまっているというお話を聞きましたが、それでもこれまでの人生で食べてきたさんまの中ではトップレベルにビッグサイズだったし、身のふっくら感、脂の乗り具合、塩加減、内臓の臭みや苦みの無さ、どれをとっても最高でした。何より、内臓を美味しいと思ったのは人生初めてでした。許されるならば、あと5,6尾は食べたいと本気で思いました笑
イベント会場ではこの他にも、ステージイベントや町内外からやってきたキッチンカー等の出店をはじめとするさまざまな催しで一日中賑わっていました。雨がちらつく時間帯もありましたが、コロナ明け初の秋の収穫祭ということもあり、町内の人口の2.5倍に相当するおよそ1.5万人が訪れていたそうです。
こんなステキなイベントのサービスを提供する側として参加させてくださった皆さんには本当に感謝しています。皆さんありがとうございました!そしてお疲れ様でした!
投稿者プロフィール
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宮崎県宮崎市出身、北九州市立大学地域創生学群に所属している、籾木 敬登(もみき けいと)です。大学ではまちづくり(まち経営、コミュニティ形成をメインに学んでいます。
現在、仙台を拠点に一般社団法人VENTURE FOR JAPANというスタートアップ企業で長期インターンをしています。せっかく東北に来たので、女川のまちづくりを学びながら、たくさんの人と繋がりたいと思い、約1か月の移住体験にきました!
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