yume wo katareバイトがなぜ楽しいか

2.yume wo katareバイトがなぜ楽しいか

女川の経験だけではなく今までの経験を踏まえて書いているので、「そんなの聞きたかねーよ!」とお思いになると思いますがご了承ください。

楽しく、他が為に働くこと。それが僕がyume wo katareでのアルバイトで学んだ一番大切なことです。僕は高校1年生からアルバイトをしていました。ピザの配達、中華料理屋、イベント設営、家庭教師、スーパーのレジどれもこれも楽しいと思ったことは全くなく、お金を稼ぐ手段の一つでしかありませんでした。いつもバイトの前は憂鬱になり、嫌な気持ちになりました。しかし、yume wo katareでのアルバイトは全く違いました。このお店のために今自分に何ができるか、主体的に考えたくなる、それほどに楽しかったんです。それはいったい何故か。自分なりに推測してみました。

1.お店の目指すビジョンへの共感

山崎さんは仕事の後、働いている仲間とご飯を食べに行きます。その時間の中で、どのようにyume wo katareが誕生したのか、お店の目指す未来予想図はどのようなものなのか(とりわけ女川において)、そのためにこのメンバーでどんなことを成し遂げたいのか、山崎さん自身からお話ししてくださいます。この過程の中で、従業員ひとりひとりがyume wo katareで働く意義を理解し、納得感を持って仕事ができます。営業前にはひとりひとりその日の目標をみんなに発表する時間があり、これができるのも個々人がビジョンに共感しているからだと思います。

 

2.”誰かのミスはみんなのミス”という連帯感

(以下は僕の中で一番印象的だった体験なのですがあまりにも文才がなく、全然ニュアンスが伝わらない形になりました)僕は一度だけシフト表を見間違えて、午前中のアルバイトをすっぽかしてしまいました。それに気づいたのがその人午後。走ってお店に向かい、皆さんに謝罪しました。”もう来なくていいよ”そう言われると思っていました。しかし、山崎さんは僕ではなく、まずシフト表を作った別の従業員Aに対して質問し、こんな会話が生まれました。

山崎さん:「このミス、どうすれば防げたと思う?」

従業員 :「僕がもう少し早くシフト共有をしていれば防げたかもしれ ないし、もっと見やすい表にすれば防げたかもしれませ ん。次回から工夫します。」

山崎さん:「そうだね。みんなでカバーできた問題だったかもしれな い。お互いサポートし合おう。」

伝わりますかね?ミスをしたのはあくまで僕です。僕の今までの経験からすると、ミスの責任は個人で負うものでそれが正解だと思っていました。しかし、yume wo katareではどんなミスも一人のせいにしませんでした。言い方を変えると、誰かの課題をみんなで解決する文化があったんです。この体験一つで、僕はお店のためだけではなくて、そこで働くひとりひとりのために何ができるか考えながら働こうと心に決めました。このように、チーム一体となって一人を支える雰囲気の中で働くとミスをしないよう過度に緊張することなく前向きに仕事ができます。

 

3.お客さんのために”従業員ファースト”

外に行列ができる時、お客さんを待たせている焦燥感があり、従業員の中に緊張が走ることがあります。そんな時山崎さんはどんなに忙しくても一度従業員の手を止めて、周りを整理します。それをするのは、従業員が楽しく健康的に働いていないとお客さんが美味しくラーメンを食べられない、という山崎さんに理念があるからです。働く側の心を整えてから、サービスを提供する。これを目標にすることはできても実際に行動に起こすことは難しい。理念に従った実践が様々なところに散りばめられています。

 

以上3つが僕が考えるYume wo katareで働くことが楽しい理由です。ご拝読、ありがとうございました。

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