「建築を学ぶ大学生が、女川で見つけた“人”という風景」

「建築を学ぶ大学生が、女川で見つけた“人”という風景」

兵庫県から女川に来て、気づけばもう1週間が経ちました。

普段は図面を描いたり、模型を作ったり、「空間」を考える毎日です。
でも、建築は建物だけでは成り立ちません。
そこに暮らす人や、文化、仕事、歴史があって初めて意味を持つものだと思っています。
最初の数日は、とにかく人との出会いの連続でした。
商店街で話しかけてくださった方。
漁師さんとの食事会。
サカナカイギで出会った皆さん。
色々な形で一緒にいてくれる学生達。
年齢も職業も全然違うのに、「ちょっと話そうよ」と自然に輪の中へ入れてくれる空気があって、それがすごく印象的でした。

建築を学んでいると、「良い場所とは何か」を考える機会がたくさんあります。
以前の僕なら、景色やデザイン、建物の配置を見ていたと思います。
でもこの1週間で、「人が集まる理由」や「人が誰かを紹介してくれる関係性」のほうが、その場所の魅力をつくっているのではないかと思うようになりました。
もちろん、街もたくさん歩きました。
復興によって整備された街並みや、駅周辺の広場、防潮堤。
実際に歩いてみると、「なぜこの形になったのか」を考えるきっかけがたくさんありました。
図面では分からないスケール感や、人の動き、空気感。
建築を学ぶ自分にとっては、それだけでも毎日が発見です。
でも、一番印象に残っているのは建物ではなく、人との会話です。
「女川をもっと面白くしたい。」
そんな言葉を本気で話す人がたくさんいて、その熱量に何度も刺激を受けました。
まだ1週間。
それでも、この町は観光で訪れるだけでは見えない魅力がたくさんあることを知りました。

残りの1週間は、もっと仕事にも挑戦して、もっと町を歩いて、もっと人の話を聞きたい。
建築を学ぶ学生としてではなく、一人の人間として、この町から何を持ち帰れるのか。
そんなことを考えながら、後半も全力で楽しみたいと思います。

投稿者プロフィール

松本匠世
松本匠世
兵庫県西宮市出身。23歳、現在大学院生。
大学では建築設計を専攻しており、建築分野の幅広さに気づき様々な分野を勉強中です。
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