お試し移住5日目~海に浮かぶブイの下に①~

お試し移住5日目~海に浮かぶブイの下に①~

こんにちは!

お試し移住5日目の やまもと です。

 

昨日は、シーパルピアにも直営店がある女川の水産加工会社「」さんにお邪魔させていただきました!

”暮し方や働き方のイメージを具体的にしたい” ”色んな仕事を知りたい”という目的でお試し移住に参加したので、「お世話になっているけどあまり馴染みのない1次産業の見学・体験したいです!」と事前にアスヘノキボウさんに相談したところ、

受け入れてもいいよ!と言ってくださったのが片倉商店さんでした。皆様、本当にありがとうございます。

 

リアス式の地形であることや2つの海流が合わさる地域であることから、魚の生育や漁獲にとても恵まれた環境の女川町。

片倉商店さんは牡蠣やホヤの養殖のほかウニやナマコの漁をしており、それらを加工し国内外へ出荷あるいは直営店での販売まで一貫して行われています。

多様な事業の中から今回見学させていただいたのは、「シングルシード方式で養殖された牡蠣」でした。

1つのホタテ貝殻に幾つかの牡蠣をくっつけて養殖するのが一般的ですが、一粒ずつ独立させ他の牡蠣とくっつかないように養殖するのがシングルシードの特徴。

そうすることで、形や味は均一になり、それでいて強く底が深いとにかく美味い牡蠣に育つのだそう。

食べたい!けど時期じゃない…取り寄せるしかないな。

 

AM8:00――

アスヘノキボウのスタッフさんと2人で港近くの会社に到着。

会議室にてシングルシード含め牡蠣の養殖について説明をいただいた後、貸していただいた作業服に着替えて、早速船に乗り込みます!

(足元は濡れるの上等、布地のランニングシューズ。ケガと転倒に細心の注意を払いました。)

内湾を進み、幾つものブイが真っ直ぐ8列程に整列して浮ぶポイントへ。沈んでいるロープを作業用に改良した機械で引き揚げていくと、

現れたのは、バスケットに入ったたくさんの牡蠣!こうやってバスケットに入った牡蠣は波などに揺られコロコロ動くため、牡蠣同士でくっつかず形も揃い底が深くなるのだそう。確かに、みんな同じような形と大きさをしておりとても厚みがあって(=底が深くてなっていて)驚きです。

いよいよ作業開始。行うのは「温湯(おんとう)作業」という、引き揚げたバスケットをロープから外し85度の熱湯プールに15秒程つけ、ロープにはホースで熱湯をかけることで、牡蠣やロープに付着している草や貝を倒して、牡蠣の成長を邪魔させないようにする作業。船上は湯気が立ち上ってこの時期はかなり暑くなるため、できるだけ朝の涼しい時間に行うそうです。

実際に体験させてもらうと、まずバスケットをロープから外すのが難しい。力任せだ!と張り切ってみても外れず、かなり手間取りました…1日中するとコツが掴めるそうですが、皆さんひょいっと外してひょいっと戻しておりました。すげえ。

また”バスケットを外す役” ”熱湯につける役”、と役割を分けており、流れる動きは効率的で正にチームプレー!(そしてそれを乱してすみません!!)

温湯作業が一段落着くと、今度は牡蠣の”少年”たちを飼っている場所へ船を進めました。

一見して普通の足場かなと思いきや、足元の板をめくると海に浸かっているケージが。その中を無数の黒い粒がふわりと舞っています。

この黒い粒  が、言わば大人になる前の”牡蠣少年”たち! (少年という表現は受け売りです、お借りします🙇)

海水がケージの下から流れ込んでくるようにモーターで水流を調整しているのだとか。そうしてふわりと動きがつくことで一粒の状態を保つそうです。

こういったところにも工夫が詰まっていて感嘆します。

 

さて、海の見学はここで終了。

あんなに小さな牡蠣だとお腹いっぱいにならないなあ、なんて思いながら陸へ戻ります。

――――― 続き https://onagawa-kikkake.jp/2023/07/21/22377/

投稿者プロフィール

YamamotoYuto
YamamotoYuto学生
広島の安芸津という小さな海の町の育ちです。高校までサッカーをやってました。大学では1人ふらり旅をしてました。電車に揺られるのとか田んぼのそば歩くのが何か良かった。その街の暮らしを追体験する感じがいいんです!
大学では、起業家や生物の教授や哲学家の方などと分野ごちゃ混ぜにお話ししてます。直接身についたスキルはないですが、まあえかろう。
朗読を録音して聴いて悦んでもいますー
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