駅から出ると、まっすぐ先に海が見えるまち。
「綺麗なところだなぁ。キラキラしている!」
1日目、女川に来たとき、私は素直にそう思いました。
けれど2日目にまちを散策して、女川の見え方が少し変わった気がします。
道の途中には、津波の高さを示す印や、石碑に刻まれた言葉、当時の出来事を伝える資料がありました。
それらは、このまちに残る数多くの痕跡であり、復興の足あとでもあります。
震災の当時、この場所でどれほど大きな出来事があったのか。
歩きながら、その重みを少しだけ理解できたような気がしました。
今の綺麗な街並みがあるのは、一度すべてが流されてしまったから。
だからこそ、新しくつくり直さなければならなかったのだと思います。
その中で、たくさんの人が力を尽くし、女川を愛する人たちが懸命に動き続けた。
そうして今の女川があるのだと感じました。
まちの段々になった地形のひとつひとつが、当時の被害を静かに語っているようです。
散策の最後、海に向かって黙祷をしました。
周りには、老若男女を問わず多くの人が集まっていました。
やっぱり、女川は素敵なまちです。
このまちのことを、私はまたひとつ好きになりました。



