週末を利用して自転車で気仙沼まで行って来ました。
往路は女川からずっと海沿いのツールド東北でも通った道を辿り、気仙沼魚市場近くのホテルまで走行距離ちょうど100km。帰りは志津川以降は国道45号線沿いを登米市、石巻を経由して約93km。休憩や昼食等入れて所要時間は片道6時間ほどでした。
海沿いの道路は全然信号に止められることも無く、道路はきれいでコンクリートは滑らかで走りやすく、土曜の朝だから結構行楽渋滞が発生するかと思えば全くそんなことはなく通行車両はごく僅かでかつマナーが良く、後ろから来た車が追い越す時も自転車を大きく避けてくれて、安全快適に走ることが出来ました。空気もきれいで景色も満開の桜と海がずっと見えて、なんと三陸の道路はすばらしいことでしょう！
東京でロードバイクに乗ろうとすると、都心部ではまともに走ることは出来ず、川沿い（荒川、多摩川）のサイクリングロードか、自転車をわざわざ車で運び、郊外で乗るのが常態でした。都心部では、少し進むごとに信号に止められ、道路ではわだちや小石のある路肩に追いやられ、駐車中の車には進路をはばまれ、週末平日にかかわらず道路は混みあって渋滞。あおり運転に象徴されるようなマナーの悪い車両が多く、自転車に幅寄せやクラクション、猛スピードで自転車すれすれのところを抜き去るなど、安全ではなく不快な走行を余儀なくされていました。空気は悪く、半日走れば真っ黒な鼻くそが出ます。
石巻から女川を通り気仙沼まで自転車で往復するロングツーリングイベントの「ツールド東北」は、2013年からこの地で毎年秋に開催され、大勢の参加者が集まる人気大会となっています。
そんな自転車ツーリングに最高の場所を、ほとんど独り占めして走れる（土日で石巻・気仙沼往復中、他のロードバイクを一台も見かけませんでした）のは、とても贅沢な気分です。（オートバイツーリングの方々はたくさんいました）
東京や東南アジアの都市では味わえない、快適な自転車ライドを、また女川近郊で楽しみたいと思います。
