長野からお試し移住中の学生、マーサです!
ついにお試し移住も残り1週間となりました。今日は女川町の教育活動にかかわる機会があったため、そのレポートをしていきます!
女川の子供たちの居場所、女川向学館
女川町には「コラボスクール女川向学館」という、子供たちの学習支援と居場所づくりをおこなう団体・場があります。
「震災があったから夢を諦めた」ということが絶対に起こらないように。そんなコンセプトから、2011年7月に立ち上がったのが「女川向学館」です。名称には、町のシンボルである女川町の「港」の再興と、「向」学心育成への願いが込められています。地域を巻き込み、地元出身のスタッフとも協力しながら、全国から集まったスタッフが小学生から高校生までの学びを支えています。
駅前にだれでも利用できる自習室が解放されており、中学生向けの特別授業などのプログラムも開講されています。また、学校の放課後支援にもかかわり、学校と地域を結ぶ役割を担っています。
「認定特定非営利活動法人カタリバ」という、東京の教育会社が事業をスタートしました。私はこのカタリバという団体で、別の事業のインターンをしている関係もあり、女川のことを身近に感じたきっかけでもあります。
現在は、当時からかかわるスタッフさんたちが女川町で「一般社団法人まちとこ」を設立し、まちとこが運営をしています。
女川町で、児童向け防災ワークショップの開催
河北新報社は12日、107回目の防災ワークショップ「むすび塾」を宮城県女川町で開いた。日本損害保険協会(東京)の安全教育プログラム「ぼうさい探検隊」を取り入れ、女川小の4、5年生16人が地域の危険箇所や海抜などを調べ、防災マップを作った。女川町教委と、学習支援の放課後施設「女川向学館」が運営に協力した。(参照:河北新報9月13日)
この日は女川向学館のお手伝いとして、小学生の付き添いボランティアに参加しました!
これは女川小学校の建物内。とてもきれいで新しい校舎です。石巻地区消防本部の野田さんの津波被災の話を聞き、当時の震災の様子について学びました。
このように被災者の話を聞けるのは本当に貴重な機会。私は、子供たちよりも食い気味に話に耳を傾けてしまいました。
実際に町に繰り出して、浸水想定エリアを確認したり、海抜を確認したりして、実際の津波が来た時の避難想定について話しながら町を歩きました。
私は普段海の近くに住む人間ではなく津波には縁がありません。そして、この女川の子どもたちも震災後に生まれたので、お互いに津波への知識はまだまだ浅かったところ。
一緒に子供たちと町を見ながら防災について学び、ハザードマップを作成しました。
震災に関することを学んだ・意識しただけではなく、女川向学館を通して女川の子供たちと関わり、また、河北新報の関係者の皆さんと繋がれたのは、実りの多い経験になりました。
町に触れるだけでなく、人や人が紡ぐ町のつながりに触れることができるのも、お試し移住の良さ。旅行では味わえないよなと、実感した日でした。
投稿者プロフィール
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長野の箱入り娘 まーさ(Kudo Masami)
海なし県の長野県長野市生まれ・育ち。信州大学教職大学院1年。第一種小学校・特別支援教員免許保持。好きなことは新しい人に出会うこと、自分の知らない環境に飛び込むこと。ダンスとヨガをします。ラーメンは週2で食べるほど愛してます。新聞が好きです。
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