変わってゆく街並み〜滞在6日目〜

変わってゆく街並み〜滞在6日目〜

毎日Camassに向けてシェアハウスからの道中を歩んでいます。

曲がり角の所に何やら新しい建物が立っています。

おんまえやの大型店舗だそうです。

震災の日に合わせて今年にオープンするようです。

9年の歳月をかけて女川が変わっていった過程がよく分かりますね。

それまで町内には大型スーパーがないので隣の石巻市の万石浦にあるイオンに行く方が多かったようです。

これからは近場にスーパーがあるので商店街の方が買い出しに行くにも、駅周辺で勤務している方にも便利な生活に繋がりますね。

 

去年の増税から庶民の暮らしが厳しくなってると言われている中で追い討ちをかける出来事といえばオリンピックですね。

前回のオリンピックは戦後の復興を世界にアピールすることと、それに合わせて高速道路を作ったことで経済発展に拍車を掛ける良いパターンでした。(ついこの間あった当事者のように語っていますが違います!)

ですが今回は復興という意味合いであれば東京という場は関係がありません。

日本全体として国難を乗り切ったという見せ方をするわけでもありません。

国内ですら震災の記憶が風化しつつあり、前年までの「平成」の出来事としてカテゴライズ化されたように思えます。

震災の翌年にオリンピック開催が決まり被災地との間にはギャップが生まれつつあります。

中央と地方という間に溝が出来てしまうとイギリスやアメリカのようにもなりかねませんね。

そういう意味ではオリンピック後の国難が予測出来るのなら団結して対策しなければなりませんよね。

 

他の被災地が未だに復興が進まない中で女川では一つ区切りがつこうとしています。

今年度で復興庁も閉鎖してしまいますが、女川は「自立」した街なので今後も独自の発展を見せていくことでしょう。

今までと全く違ったものに作り変えることに対して躊躇なく決断、行動してきた姿勢は他の被災地を牽引する存在だと思っています。

都会ではなくても半年で街並みが変わるのですから次に来る時も楽しみです。

投稿者プロフィール

てるい
岩手県出身の25歳。大学から東京で卒業後に東京で新卒のサラリーマンとして勤務。副業で行っていたビジネスを本業にしたものの法的にグレーなことだと発覚して脱退。前回の滞在後にプログラマーとして独立して戻ってきました。人の拠り所となるコミュニティの形成のためライフスタイルを変えてみる地方移住を体験して、復興で注目される街である女川町について情報発信していきます!
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