2日目&3日目のダイジェスト!

みなさんこんにちは!女川での生活に少し慣れてきた杉ちゃんです。

今回はなんとなんと!2日目と3日目の出来事をまとめて記事にしちゃいたいと思います!(え、忘れてた?知らない知らない( ̄▽ ̄;))

2日目!
朝は先輩の結月さん指導で、実際に石鹸作りを体験しました。石鹸作りはかなり料理に近いという印象を受けました。必要な材料を計り、混ぜていくだけ…オリーブオイルやわかめといった、食材にもなり得るもので作っているので、作業自体が簡単でなおかつ、作っている最中からいい匂いがして、普段料理をしない私でも楽しく作ることができました。

お昼からは、女川フューチャーセンターCamassのCo-ワーキングスペースにて、Runacoとビジネスの話し合い。厨さんが元々持っていた書類を元に、石鹸工房KURIYAの製品の魅力や、まだ発見されていない可能性等を2人で話し合い、どういった形でそれをより多くの人に知ってもらえるのか。また、それからは厨さんも交えて、厨さん自身が持っている夢なども話してもらいつつ、3人で話し合いをしました。

これから女川でどんな冒険が待ち受けているのか、非常に楽しみです。女川町の皆さん、2日目になりましたが、よろしくお願いします!

3日目!
この日の朝は、たまたま前日居酒屋で知り合った、高橋工務店株式会社の代表取締役の高橋優さんに温泉に連れて行ってもらいました。

この方が非常にフレンドリーでして、私が1人でフラッと立ち寄った居酒屋で「おう!隣に来いよ!」と言ってくださり、ちょっとばかし話した後に、「おめー、明日温泉行くか?」、という経緯で決まったんですよ。帰った時に、Runacoにも行くか聞いた所、彼も行く!ってことで男3人で行くことに。朝9時に浦宿駅近くのセブンイレブンで集合し、高橋号でいざ温泉へ!

と、思いきや高橋さんは温泉だけでなく、石巻市の現状についても紹介をしてくださいました。
温泉が石巻市内にあるということで、私たちは石巻市の雄勝町や大川地区を通って行ったのですが、そこでの現地の人からしか聞けない、様々なお話を聞かせていただきました。

震災から6年が経った今でも、雄勝町は復興への目処は全くもって経っていないそうです。女川町は町自体が小さいことや、原子力発電所があることなど、様々な要因から整備が早くから進み、現在は新しい駅や綺麗な商店街が建っています。しかし、女川町に比べると、雄勝町はまだ何もない状態なのです。そこには人の生活感は皆無で、ただあるのは工事用の作業車と人だけ。人が住めるようになるのにはまだまだ時間がかかるそうです。この違いは、行政区の違いから来ており、先ほど言ったように女川町は町の規模が小さいため整備が早く進みましたが、雄勝町は石巻市の区画であり、石巻市の規模が大きく、復興に向けて比較的多くの時間を要するのです。

また、大川小学校の悲劇についても教えてくださいました。これは大川小学校の児童74名が災害時の津波で亡くなった非常に悲しい出来事です。まだ地震と津波でグチャグチャになった校舎が残っており、そこで高橋さんに詳細を話してもらいました。地震の直後、新北上川を津波が遡上し、児童の避難ルートを襲ったこと。裏手にある山に逃げたり、津波で山に流された児童だけが助かったこと。実際に現場で何があったのか真実を知るために、現在でも児童を無くした保護者が裁判を起こしていること。川の形状で津波が襲ったエリアが違い、新北上川を隔てた向かい側にある小学校には津波が来なかったこと。現地でしか聞けない詳しいお話がたくさん聞けました。

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説明をする高橋さんとそれを受ける私

そしてようやく温泉に到着。翁蔵山にある追分温泉にお邪魔しました!旅館のご主人の趣味で、旅館の内に外に、ヴィンテージものの車やギター、自販機などが置いてあり、旅館でありながらもレトロな雰囲気が漂う旅館でした。一緒に来ているRunacoにとって初めての温泉。彼には少し暑すぎたみたいでした(笑)足を入れた瞬間、誰にでも伝わるほどのしかめっ面。結局最後まで彼はお腹までしか浸かれませんでした(笑)

温泉の後には釣石神社にも連れて行ってもらいました。ここには御神体の巨石があるのですが、この石が側から見ると今にも落ちそうで落ちない。落ちないことから受験、試験に落ちないご利益があるとして、毎年たくさんの人が願掛けに来るそうです。震災で津波が来ても落ちなかったことからさらに人気が出たとか。

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今にも落ちそう(?)な御神体の巨石

そんなこんなで女川に帰って来たのですが、そこからは仙台に住む私の祖母といとこが遊びに来ました。祖母が第二次世界大戦を経験したということで、Runacoは彼女から色々な話を聞かせてもらったようです。祖母もいとこも石鹸工房KURIYAの石鹸が気に入ったようで、女川に滞在していた3時間の間、3回ほど出たり入ったりを繰り返していました(笑)

2人が帰ってからはお店の手伝い。先輩のひかりさん監修の下、石鹸を磨いて包装する作業を実際に行い、石鹸作りに関する作業は全て体験することができました。

あと2日で女川でのインターンが終わります。あっという間で正直言って物足りないくらいです。最終日に、この石鹸工房のビジネスをより拡大するビジネスプランをプレゼンする予定です。どんな内容になるかは、当日お楽しみに!

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