地域での学びの豊かさ

地域での学びの豊かさ

インターン生のまふねそうたです。
今回は、自分が大切にしている「ホンモノに触れる」ということについて書こうと思います。

これは大学一年の時に、尊敬する先生から言われた言葉です。

言われたばかりの頃は、そこまで意味がわかっていませんでしたが、とにかくたくさんの人に直接会いにいったり、いろいろな所に行ったりしました。(今思えばすごく元気だったなと思います笑)

その中で、これまで会ったことのないような方々にお会いして価値観が広がったり、ロールモデルとなるような方に出会ったり。振り返ってもこの方々との出会いがなければ、全然違う道を歩んでいたんだろうなと思います。

 

大学2年生の10月に、たまたま一週間ぐらい休みができて。
どこか海外に行きたいなと友達に話したら、「香港はどうか」と言われて、「香港しかない!」と思い、すぐ飛行機のチケットを取りました。
その時ちょうどデモが行われていて、連日日本のテレビでも報道されていました。

危険だから辞めたほうが良いという意見もありましたが、現地の留学生から現地の正しい情報を聞いて「対策をしっかりすれば大丈夫」という判断のもと香港へ行きました。

数日の滞在でしたが、本当に感じられることが多かったです。

<報道されていることはほんの一部>

実際に行ってみると報道でされていることは、現場で起こっていることのほんの一部なんだと実感しました。
夜に香港に到着したので、少しヒヤヒヤしていたのですが、普通に町ではお酒を飲んでいました。「あれっ!?」っと思って、拍子抜けしました。てっきり町ではずっとデモが行われる雰囲気なのかと思っていました。

滞在期間中にも、数十万人規模のデモも行われていましたが、普通に観光することもできました。デモが行われている島の対岸では、昼間からビールを飲んで酔っ払っている人がいるという自分の価値観では理解し難い光景でした。

<同年代の熱量の高さ>

デモには自分と同世代の大学生もたくさん参加していました。それもものすごい熱量を持って。

主張の是非は自分にはわからなかったけれど、国のためにこれほど活動できるのは、率直に素敵だなと思いました。(言い換えれば、それほどの出来事だったのかもしれませんが)

ふと日本で似たような状況になった時に、自分たちは同じくらい熱量を持てるのだろうかとずっと考えていました。

 

少し話が長くなってしまいましたが、お伝えしたかったのは、現地に行って、リアルに触れることでこそ学べることがあるということです。実際に自分の目で見たり、自分で経験したりしなければ、なかなか関心を持てないものだと思います。

都会にいると多様な情報にアクセスしやすいですが、手触り感やリアルなものとの出会いは多くないのではないかと思います。一方で、地方にいると情報量は少ないかもしれませんが、手触り感やリアルとの距離が近くなるのではないかと思います。

もちろんどっちかが良くてどっちが良くないということはありませんが、特に若い人にとって後者のような経験は非常に価値のあるものだと思っています。そういう思いもあって、今はアスヘノキボウでインターンをさせてもらっています。

 

インターンで地域事務局として関わらせてもらっている「さとのば大学」もそんな経験ができるプログラムだと思っています。

さとのば大学では、今までの公教育のような必要な知識やスキルを教えてもらい学ぶ”インプット型の学び”ではなく、オンラインで座学を受けながら、地域でのプロジェクト実践を通して学ぶ”実践的な学び”を大切にしています。

地域でのプロジェクトを通して、情報としては知っていたけれど、直接は経験したことがなかったことが、圧倒的な解像度で迫ってくる。いやでも考えさせられるし、社会の出来事を自分事として考えるようになる。

現在地域に入らせてもらっている身として、若者はもっと地域にいくと面白いんじゃないかと思っています。

加えて現場で感じたこと、考えたことをそのままにするのではなく、きちんと自分の中に落とし込むのが大切だと思います。この作業は一人では難しいじゃないかと思っています。

そこで全国の同じ志を持った仲間やメンターと対話を重ねることで、思考を昇華させていく。ものすごく恵まれた環境だと思います。

 

最後は宣伝にもなってしまいましたが、さとのば大学は自分自身めちゃくちゃ良いプログラムだと思っています。夏期特別講習の締切は6/30(水)なので、興味ある方はぜひお申込みください。

詳しいプログラムはこちらをご覧いただければと思います。
https://note.com/asunooto/n/nf5dc02be4e28#UAiP0

投稿者プロフィール

真船 創太
真船 創太
北海道大学4年

大学では建築学を専攻しています。
現在休学をして、半年間アスヘノキボウでインターン中。

女川ではまちづくりについて学びたいと考えています。
将来は神奈川の地元に帰って、まちづくりに関わりたいと思っています。

よろしくお願いします!!
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