Day 5 濃すぎる一日

Day 5 濃すぎる一日

今日はワンオペDay2!でも案外本当の意味で一人になることは少なかったのでダメージは少なかったです笑

 

今日はトリガイの産卵をする日だったので、いつもの雑用をちゃちゃっと終わらせ港へ。停泊中の船から海へ吊るしたコンテナに入ったトリガイたちを回収に行くことに。普段見ている稚貝たちは1mmもないのに成体は手のひらに収まらないくらいのサイズもちらほら。あまりの成長の差に驚かされました。

 

30匹くらいを回収して再度ラボに戻り、産卵のための準備をします。トリガイはどうやら紫外線や水温変化を感知すると放精・抱卵プロセスに入るようで、人工的にヒーターで水温を変えたり放射線を専用の機会で放射しながら産卵を促しました。作業を始めてしばらくすると普段おとなしい貝が活発に。新しい個体が生まれる様子を目前にできるのが嬉しかったです!

 

でも今日はそれで終わりません!今日は女川に点在する15の漁村のうちの一つ、「尾浦」に行ってきました!女川は岩手から続くリアス式海岸が特徴の町で、窪んだ湾を活かした漁業が盛んなんです。尾浦も例によって湾を利用した牡蠣の養殖が盛んなのですが、長谷川さん(トリガイボス)の交渉の甲斐あって、一部の生簀をトリガイの飼育用にお借りしており、今日はその様子を見てきたのでした。

 

ライフジャケットと漁業用のカッパを上から着替え、漁業協同組合の方2名と長谷川さん、僕に加えて地元の漁師さん(方言が特徴的でとても元気な方です)の5名で漁船に乗り込みました。女川にくるずっと前から船に乗って海に出たいと思っていたのでテンション爆上げ(外海には出ていませんが)。海風をいっぱいに浴びながら3分ほど船に揺られて到着したのは生簀の一角。漁船の巻き上げ機で生簀を繋いだロープを引き上げるとびっしり海藻やら貝やらホヤやらがくっついたブイとトリガイの入った沢山のコンテナが。貝の成長を見るためにコンテナを甲板に引き上げて早速数や大きさを分担して計っていきます。

 

15分くらい貝とにらめっこしたのちコンテナを再度海に戻して、次は別の生簀の引き上げに向かいます。どうやらそこはトリガイではなく牡蠣の生簀だったようで、地元の漁師さんのお手伝い的な感じで船にどんどん生簀を載せていきました。普段あまり海の生き物をまじまじと観察する機会はあまり多くないのですが、あの時は水族館よりも水族館してました(?) というのも、牡蠣飼育用のケージには海藻やプランクトンの様な藻を食べる生き物、ホヤや天然のひじきまでありとあらゆる生き物がくっついていたんです。ケージが人為的な構造物とはいえ、海の生態系を目前にしたようで圧倒されてしまいました。長谷川さんは凄く真面目に見えてかなりチャレンジャーな人で、突然海で数秒前に取れたひじき食べ始めたんですよ、それで「意外と美味しいっすよ」って。ちょいちょいちょい笑 生でいくんすかと仰天してしまいましたが、僕も勧められてまぁ何事も経験かなぁと思って(半分諦め)、食べてみたらまぁそんな悪いもんでもないかなって感じでした。ただ、海水に浸かってたんで当たり前だけどしょっぱい。まぁ楽しかったのでOKです!

 

作業を一通り終えて港に戻り、他の漁師の方に荷物上げを手伝ってもらいながら下船、別れを告げていつものラボに帰りました。パパっとお昼を済ませたら長谷川さんは産卵のチェック、僕は普段通りの業務をこなして帰宅する・・・はずでした。突然スマホからサイレンが!スマホを見ると「地震」の二文字。ラボは港から数mしか離れておらず、すぐさま長谷川さんと外に避難。揺れが収まるのを待った後、トリガイの産卵に使った親貝のバケツと荷物をまとめて車へ駆け出し、なんとか10分以内にはシェアハウスのある高台に避難できました。どうやら女川町は震度2程度だったようで、命には関わらなかったので良かったですが、一次はどうなることかとひやひやしました。その後長谷川さんも自宅に帰宅し、津波注意報が収まるのを待ちました。

 

なかなか色々合って疲れた一日でしたが、冷蔵庫に同僚からもらったほうれん草があったので料理をすることに。ベーコン、コーンを使ったバター炒めを作ってみました!これが結構うまい!少しバターを入れすぎましたが、満足感のある夕食で一日を和やかに締めることができました。

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