海にも行った。
花火もした。
そして、ものすごく虫に刺された。
本当にたくさん刺された。
都会なら「最悪だ」と思って終わっていたかもしれない。
でも、今年はなぜか、それすら夏の思い出になった。
痒い。
暑い。
汗をかく。
虫が飛んでくる。
それでも外にいる。
そういう少し不便なことまで含めて、「夏を生きている」という感じがした。
便利な生活では、暑さも、暗さも、虫も、できるだけ遠ざけられている。
でも、少し環境が変わると、季節が身体に直接入ってくる。
暑いから夏だとわかる。
虫に刺されたから夏だったと思い出す。
夜に花火をしたから、夏の夜を覚えている。
季節というのは、カレンダーで感じるものではなく、
身体で感じるものなのかもしれない。
間違いなく、人生の中で蚊に刺された。
ほんまにやめてくれ。





