新米漁師が伝える漁師の仕事⑦

新米漁師が伝える漁師の仕事⑦

おためし移住の制度を活用して女川町に滞在しています鈴木隆太です。

前回の投稿で僕が仕事にしている「定置網漁」とはどんな漁なのか?について書かせてもらいました。

本日は僕がもう一つ仕事にしている「牡蠣養殖」とはどんな仕事なのか?をご紹介できればと思います。

牡蠣養殖を調べた所、以下にわかりやすくまとまっていました。

「知りたい!牡蠣養殖のすべて」

https://job.fishermanjapan.com/column/3110/

「牡蠣の養殖の方法」

https://ostrea.jp/aquaculture

僕が働いている桐ヶ崎では、こちらの図のような「延縄式垂下法」で牡蠣を育てており、毎朝延縄の横に「牡蠣船」をつけて牡蠣を水揚げします。

牡蠣船とは、船の上に牡蠣を水揚げしながら牡蠣についているゴミ(泥/海藻/ムール貝など)を取る「ドラム」がついておりドラム通して写真のようなオレンジのカゴに牡蠣を入れていきます。

僕の会社では水揚げした牡蠣を牡蠣屋さんに卸すので、自分たちで牡蠣を剥いたりはせずオレンジのカゴをトラックに積み込んで牡蠣の水揚げ終了となります。

今年は水温が例年より高いせいか、牡蠣に付着するゴミが多く、牡蠣の水揚げの際のゴミ取りにかなり苦戦しています。

今後は温かい水温でも牡蠣が育つ「シングルシード式」などのやり方も女川でも検討していかないといけないので、何年かかけて養殖スタイルを確立していけたらと思っています。

(海の仕事は本当に探究しがいがあります。)

そんな試行錯誤をしながら牡蠣がスーパーや飲食店に並んでいるということを知っていただけたら幸いです。

ちなみに写真は水揚げした牡蠣を浜で焼いて食べた時のものです。

浜で食べる牡蠣は格別でした。

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