女川原発での学びと偶発的BBQ | 山崎祐希お試し移住2日目

山崎祐希
2018年8月6日
おためし移住ブログ / 大学生・大学院生 / 滞在期間（1週間以上〜3週間未満） / 目的（学び、観光）

女川お試し移住2日目

11:00~14:00

女川原子力発電所PRセンターに行って来ました。

普段原子力関係の研究をしている関係でスケジュールを組んでもらいましたが、どうやら子供向けのイベントだったようで。わたがしやヨーヨーを両手に走り回る子供たちのすぐ横で熱心に女川原発について勉強する大学生と言う不思議な構図が出来上がりました。

今日の学びは福島原発と比較した女川原発の安全に対する十分な対策。福島よりも5mほど高く敷地高さを設定していたこと、電力を供給する供給網をたくさん設置し非常時に備えていたこと、原子炉を冷やす時に海水を利用するのですが、事故時に海水が確保できるような地形にしていたことなどなど、様々な災害対策によってこの町が放射線の被害から守られたことを知りました。

そこには昔から津波が多い地域ならではの知見や、常識にとらわれずに安全を確保するにはどうすべきか主張を続けた人たちの存在もありました。

また震災後の安全対策にも相当な力が入っていて、世界最大級の29mの防波堤を設置したり、非常用の電源や冷却装置を整えるなど様々な対策がなされていて、安全に対するこだわりを感じました。

人が科学をもって生み出した技術は有益であるけれども、それが自然を壊したり、はたまた自然の脅威によって壊されたりする。僕たちはこれからも知恵を絞って、時には常識にとらわれず、自然との共存を目指していくべきなのだと思いました。

それにしても子供達が可愛かったなあ…自由に自分を表現する子供達を見ると微笑ましいですね。

唯一撮った写真はまだ成長中のジョナゴールド。ここでは果樹園もあって果物を育てています。（なんでこれだけなんだ）