“想いを形にする、女川のものづくり職人”
▼プロフィール
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名前:大山 海渡(おおやまかいと)
所属:地域おこし協力隊、一般社団法人女川未来会議出島プロジェクト
ひとこと紹介:想いを形にする、女川のものづくり職人
好なこと:ものづくりとサウナ。バナナ、紅の豚、ビートルズ
出現スポット:出島、ヨナゴダテ
女川の好きなところ:海を見下ろせるところ
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大山海渡さんのことを教えてください。
現在は、出島を拠点に大工として活動しています。2023年に女川町・出島の地域おこし協力隊となり、幼馴染の鹿又陸と共にログサウナ〈JUURI SAUNA〉を完成させました。
大学では、土木と建築について学んでいました。就職活動の時期に、たまたまテレビで“船大工”として働く人の姿を見かけ、「今の時代に木で船を作っている人がいるのか」と心を惹かれ、弟子入りの許可をもらいました。ですが、実際に現場を見て現実の厳しさを感じ、最終的には大学卒業と同時に地元の建築会社へ就職することにしました。そこで、社員大工として9年働き、29歳のときに独立を決意。「今やるしかない」と思い切って会社を辞め、現在の活動に至ります。
今年の10月で協力隊になって2年になります。まだまだ発展途上だけれど、こうして手を動かして、技術が形になって、誰かが喜んでくれる、それがやっぱり一番嬉しい瞬間ですね。
【 Deep Questions 】
[出島との出会いは?]
出島と出会ったのは2023年6月ですね。もともと鹿又と一緒にサウナをやろうと、各地でテントサウナのイベントをしながら、拠点になりそうな場所を探していました。そんな中で紹介されたのが女川町で、「橋が来年開通される離島があるよ」と聞いて、案内してもらったのが出島でした。実際に足を運んでみると、時間の流れがゆっくりで、海を見下ろすロケーションが最高で、すぐに「ここにサウナをつくりたい」と思いました。
鹿又とも「ここでやってみよう」と話をして、その場で挑戦することを決めました。
[普段の活動や想い]
普段は、石巻市内にある工場で作業をしています。今は主に、家具制作に力を入れていますね。家具のデザインを考えたり、どうやったら木自体に付加価値をつけられるのか、ブランディングをどうやっていくのか、主にそんなことを考えながら作業しています。実際に山に入って、女川の資源で何か作れないかをひたすら考えている時間が好きです。
時々、大工依頼があるので、その時は大工の方も継続してやっています。
常に、「相手がどう使うか」実際の生活を想像しながら、シュミレーションを行いながら、製作しています。
[大切にしていること]
ものづくりを始めたきっかけは、言葉で想いを伝えるのがあまり得意じゃなかったから。でも、誰かの誕生日を祝いたいとか、ありがとうを伝えたいとか、そういう気持ちはたくさんありました。だから、代わりに「もの」をつくってプレゼントするようになったんです。
今も、その時の気持ちは変わらないです。義理人情を大切にしていて、常に“恩返し”の気持ちを持っていたいと思っています。「有名になりたいわけじゃなくて、自分のつくったものが、相手に伝わればそれでいい」そう思っています。ものづくりに嘘はないと信じているので、だからこそ、真っ直ぐに向き合っていきたいです。
[海斗さんのこれから]
職人としての心は、これからも変わらず持ち続けていたいです。
今後は家具づくりに力を入れていきたいと思っています。まだ、家具づくりの経験は少ないので、2025年はとにかく技術を磨く年にしたいです。
今は、アスヘノキボウさんの「創業本気プログラム」にも参加しています。正直、経営や数字について考えることは得意でないけれど、作るだけでなくちゃんと届けていけるように、学んでいけたらと思っています!
[最後にひとこと]
mökki 〜wooden furniture〜として活動しています。
Instagram@kaitoohyama からご依頼も受け付けています。
「こんなものが欲しい」「こんなのあったらいいな」と思ったら気軽にご相談ください!
取材中に感じた海斗さんのヒ・ミ・ツ
車のUターンが得意だそう。気になる場所を見つけたら、ついUターン。
ハンドル捌きがプロ級でした!
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女川ヒト図鑑の一覧ページもご覧ください~
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