山崎達哉(やまざきたつや)- 女川ヒト図鑑No.13

山崎達哉(やまざきたつや)- 女川ヒト図鑑No.13

 

▼プロフィール

名前:山崎達哉(やまざきたつや)
出身:京都市上京区
所属:Yume Wo Katare Onagawa
趣味:ギターの演奏
特技:ラーメンを作ること
座右の銘:鶏口牛後
出現スポット:明神丸、マザーポートコーヒー、相喜フルーツ、イル・ガッビアーノ

 

▼5Questions

1 女川の好きなところ
➡透き通った青空、綺麗な街並み
2 自分だけのこだわり
➡一緒にいたいと思える人との時間を大切にすること
3 マイブーム
➡子育て
4 好きな人・尊敬する人
➡内村光良さん
5 女川での印象的なエピソード
➡Yume Wo Katare Onagawaの開店初日に行列ができたこと

 

▼Deep Questions

【半年で幕を閉じた電通時代】

新卒では、若者に最も影響力のある会社はどこかと考え、電通という会社に入社しました。でも、10年以上の先輩を見た時「こうなりたい」とは思えませんでした。

会社が大きすぎるがゆえに、裁量権を持つのに10年以上かかるし、10年後に持てているかもわからない。自分で決断できる環境に身を置きたかったんです。

当時はキリンビールの15秒CMに加えて、その全体の視聴率を測定することを担っていました。結局働いたのは半年間。それでも、座学だけでは学べない、社会人としてのあらゆる勉強をさせて頂きました。

そして退職後に京都に帰ると、奇跡的な巡り合わせがあったんです。ある飲食店のオーナーがテナントを無料で貸してくださるとのこと。今振り返ってみてもドラマチックだったなぁ。そこでは、『魔法にかかったロバ』という日替わり店長の店を、「若者と社会をつなげる」という想いで立ち上げました!

【女川に来たきっかけ】

最初のきっかけは『三陸石鹸工房』の厨(くりや)さんとの出会いです。当時仕事の関係で南三陸に行った際、偶然厨さんとお会いしたんです。それから女川に足を運ぶようになりました。

この頃は人生で最も色々な仕事をしていた時期でした。京都市長の選挙におけるSNS運用、学習塾の立ち上げ、オーダーメイドスーツの専門店、菓子製造の工房リース、そして日替わり店長の飲食店など。ただ、「何かしっくりこない」という感情が自分の中にありました。

そんな時に厨さんに電話で相談した際、「じゃあ女川に来てみないか」ということを言われたんです。加えて『お試し移住プログラム』の存在も後押しとなり、女川で1カ月間過ごすことを決意しました!

【定住の決め手】

やはり直感で女川で出会った方々と気が合うこと、前向きな方が多いことが移住の決め手でした。経営者の人が多いため、勉強熱心で常に試行錯誤しながら考えている方と気が合うなと。

加えて、「あたらしいスタートが世界一生まれる町へ。」という女川町のコンセプトが、自分の理念に合っているということも大きな1つの決め手でした。

【自分の理念とその原動力】

「若者と社会をつなげる」
これが自分の中の理念です。若者から見えている社会と実際の社会の間には、大きな乖離が存在していると思っています。だからこそ、その乖離を埋めることを人生のゴールとしています。

この想いは学生時代から抱いていたのですが、社会人になってからより一層強くなりました。社会に出て自分は世の中のことを全く知らなかった、こんなはずじゃなかったと。だからこそ、このような乖離を埋める必要があると考えています。

その1つとして、僕は今のお店を使って、起業という選択肢を若い人たちに伝え続けたいです。自分自身が本当に起業して良かったと思う人間なんです。だからこそ、今の若い人たちに起業の面白さを伝えたいです!

【仕事の価値観】

会社の社是でもある、「自由と責任」という言葉を大切にしています。これは押し付けではなく、「自由に何でもできる権利」を持つと同時に、「責任を負う義務」を担うということ。つまり、自由と責任は表裏一体なんです。

仕事において自由でありながら、責任を持つこと。これこそが仕事の楽しみであり、成長の原動力になると考えてます!

今やっている会社では、経営者を育てたいという想いを強く抱いています。だからこそ、1年で会社を出ないといけないという制約を設けています。この理由は、何より経営者の僕だけではなくて、働いている人みんなに「自由と責任」を感じてほしいからなんです。

【今後挑戦したいこと】

今僕自身は、沢山あるやりたいことを具体化する段階にいます。なので確固たるやりたい事業は定まっていません。ただ、今は目の前の仕事に全力投球し続けること、少しでもお客様に喜んでもらえることを考え抜くことを念頭に置いています。

ただ、女川ではラーメン以外のこともやりたいなという想いが強くあります。
だからこそ、1つだけ決まったことがあります。それは、女川にいることです。

9月から愛媛県松山市の「Yume Wo Katare Matsuyama」に移動する予定です。そこで培ったスキルやノウハウを女川に持って帰って、また新たな事業を立ち上げたいと考えています!

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