清水慎介（しみずしんすけ）-女川ヒト図鑑No.27

▼プロフィール

名前：清水慎介（しみずしんすけ）

出身：三重県四日市市

趣味：旅行

特技：大道芸（手廻しオルガン、マジックバルーン）

座右の銘：なぜできないのか突き詰めるといつか絶対にできる

出現スポット：Camass、おんまえや、ガル屋

▼5Questions

1 女川の好きなところ

➡人が明るいところ、人々の関わり、魚、食べ物

2 自分だけのこだわり

➡客観的な指標を意識すること

3 マイブーム

➡石投山に登ること

4 尊敬する人

➡観光協会の今野さん、大道芸仲間のRYU

5 女川での印象的なエピソード

➡2012年1月ごろ、石巻をドライブしていたところ女川にいく標識を見つけ初めて女川に立ち寄りました。

雄勝方面に走っていたと思いますが夕方になっても全く電灯がついていない集落をみて衝撃を受けたことが忘れられません。

そのころからの街の変化も含め、印象に残っています。

▼Deep Questions

【女川に移住】

大学卒業後、製薬会社の営業職（MR）として働いていましたが、仕事に満足いかず辞めようかと悩んでいました。そんな時、東日本大震災に伴う福島への転勤募集の話があり、転職するくらいの気持ちで東北への転勤を決めました。東北には知り合いもほとんどいない状態でしたが、どこにいっても初めて尽くしの東北を満喫していました。一度リセットできたことで仕事の方も、やりがいをみつけることができ、東北に馴染んでいくことができました。　しかし、コロナ禍に突入してから考え方が大きく変わりました。求められていない状況で営業をすることに使命感や楽しみを見出せなくなってきたこと、そんなモチベーションでの自分の仕事に挫折感も感じました。

自分自身の仕事には自信をもっていたので、「この先ダメになっても絶対どこかで働ける」「会社に文句言うくらいなら辞めて、やりたいことをやろう」と思い、東北でのキャリアを考えていたところ、アスヘノキボウの後藤さんにお声かけをいただき、今年の5月末ごろから女川に住むようになりました。

【たった１度のアルバイトがキーに】

私が、大道芸に出会ったのは、学生時代に、カナダのサーカス集団「シルク・ド・ソレイユ」の横浜公演でスタッフのアルバイトに行ったことがきっかけです。その時いっしょに働いていた友人がジャグリングの得意なユニークな男でした。　そんな友人に誘われて、横浜大道芸倶楽部という市民サークルに通うようになり、大道芸を始めるようになりました。

当時、パフォーマンス始めたころは、お客さんの生の反応が返ってくることと、ダイレクトにお金を稼ぐことにとにかく興奮し、めちゃくちゃ楽しかったのを覚えています。

就職してからも、活動は減りましたが、時々お祭りでマジックバルーンを販売して副業していました。

女川という町にかかわるようになってから、2020年の5月に、大道芸人のRYUと数人で最小単位の大道芸祭をやろうと企画しましたが、コロナで話が流れてしまいました。

とても悔しかったですが「いつか開催したい」とその後も思い続けていたところで、

仙台の大道芸人MONTAくんから国の補助金の存在を教えていただき

今回、いろんな方の助けのもとフェスを開催できることになりました。

採択のお話をいただいたのが11月末ということもあり

また、実働で動いている人間が観光協会の今野さんと私二人と異様に少ないこともあり

ワクワクがすぎる忙しさではありますが、なんとか開催すべく準備しています。

（私自身がパフォーマンスする余裕などないので今回は事務方オンリーです）

そんなバタバタしている状況ですが、初開催には恐れ多いラインナップの芸人さんに来ていただけることになりました！　楽しみにしていてください。

【よそ者から見た女川】

女川の町からしたら何者でもない私でも、今回大道芸の企画をさせてもらっています。他の市町村で置き換えたら、なかなかあり得ないことです。そう考えると、人を前向きにさせる何かがあるのか、人の応援をしてくれる気質なのか、あるいは、町の規模もちょうどいいのかもしれませんが、女川にはそんな素敵な何かがあるんだと思います。頑張って探せば協力してくれる人、助けてくれる人がいる。もし悩んでもガル屋さんが話を聞いてくれます（笑）

町をどうにか盛り上げていきたいという人がたくさんいて、こんなにたくさんの人が協力してくれているので、イベントをやるからには盛り上げたいし、やってよかったと思いたいです。

今、だんだん女川の人と関わり始めてきて、女川の人のよさ、暖かさを感じ始めているところです。

ただ… 人見知りなので優しくしてください。笑