募集の背景
東日本大震災後、被災した地域では復興を目的に様々な活動が始まりました。女川町では認定NPO法人カタリバが放課後の教育支援を目的にコラボ・スクール女川向学館を設立し、子どもたちの学習を通した居場所を運営しました。また、NPO法人アスヘノキボウが女川町の社会課題を通じて日本・世界の社会課題解決に貢献できるような、地域のハブ(HUB)としてトライセクターで社会インパクトを生み出す取り組みをおこなってきました。
震災から10年以上が経ち、全国的には復興したという見方のある女川町。新しいスタートが世界一生まれる町、女川町をスローガンに今でも新しい取り組みが生まれています。 女川向学館はカタリバから独立し、女川の団体「まちとこ」が運営をしています。復興支援として始まった健康プロジェクトから、運動や遊びを通じて子どもたちの自己肯定感を養う「㈱つなぐ」のプログラムが生まれました。
女川町から日本を代表するような行政や民間組織、地域が連携した地方における教育モデルを発信していくため、この環境をこれからの日本や世界をけん引していく若者の学びの場として活用するため、法人の枠を越えてインターンプログラムを実施する運びとなりました。
そこで、地方の港町の女川の教育課題解決を一緒に考え、行動する仲間を募集します。
活動の内容
非営利型一般社団法人まちとこ(コラボ・スクール女川向学館)
- 学習支援を通した女川町の子どもたちの第3の居場所づくり
- スタッフと子どものナナメの関係を活かしたエンパワーメント、心のケア
- 女川町の子どもたち対象の特別教育プログラムの企画・実施
株式会社つなぐ
- 女川の保育所での運動プログラム実施
- 女川小学校での放課後運動プログラムの実施
- 女川・石巻地域の総合キッズスポーツスクールの運営・実施
活動のやりがい
女川町の保育園児~中学生に寄り添い活動することで子どもたちと信頼関係を築いていくことができ、長期間かかわることで成長を感じることができます。
- 子どもの悩みに寄り添い、相談に乗ることで子ども自身が自ら課題を解決することができた
- 志望校に向けて二人三脚で勉強した結果、受験を通して子どもの人間的な成長を垣間見ることができる
- 園児たちが懐いてくれて、いつも一緒に運動することを楽しみにしてくれている
- 学校と地域団体が連携し、新しい取り組みを生み出す一端を担うことができる
2団体ともまだまだ法人としては新しい団体です。これからは女川町から全国に発信できるような活動を生み出していこうと考えているので、様々なチャレンジの提案が通りやすい環境です。
インターンの活動イメージ
- 上記タイムラインは一週間の活動例になります。参加時期や参加者の希望により変更いたします。
- 町内アルバイトはインターンプログラム開始後に町内事業者とおつなぎすることが可能です。
1日の流れ
- 8:00 起床、朝食、身支度町内にある寮を利用することが可能です。初月はNPO法人アスヘノキボウが運営する女川町お試し移住プログラム(https://onagawa-kikkake.jp/programs/migrate-trial/)を利用していただきます。2か月目以降は一般社団法人まちとこが運営するスタッフ寮を31,000円/月(家賃、水道高熱費、ネット代、共益費込み)で利用することが可能です。
- 9:30 保育所で運動プログラム町内にある保育所(2箇所)で幼児向けの運動プログラムを実施します。遊びながら体の動かし方を覚えていくプログラム中心になるので、運動の苦手な方でも問題ありません。
- 11:00 昼食、休憩女川町は海産物を中心としたおいしい食べ物がたくさん!町内のお店巡りをしたり、仲良くなった町内の方とお茶っこするもよし、午後の活動に備えて休憩するもよし、自由に過ごしてOK
- 14:00 小学校で小学生プログラム女川向学館の小学生プログラムは、放課後に小学校へ出向き実施しています。宿題の見守りやプリント学習、時にはちょっと変わった面白プログラムなど実施したり、グラウンドで子どもたちと一緒に体を動かして遊んだりしています。
- 18:00 町内施設で中学生プログラム小学生プログラムの後は部活後の中学生のプログラムシーパルピア女川にある女川向学館で中学生の学習支援をします。黒板を使った一斉指導はせずに、子どもそれぞれの能力や進度に合わせて個別学習をしています。学校と連携してICT教材を活用した個別最適化学習も実践しています。
- 20:00 活動終了
募集要項
雇用形態:2社とのパートタイム契約。契約期間は応相談。どちらも1ヶ月(最短)〜1年(最長)
- 非営利型一般社団法人まちとこ(女川向学館)
- 株式会社つなぐ
勤務地:女川町内施設(一部、石巻市での活動有。その場合は送迎)
勤務時間:9:30~20:00の間で1日4〜6時間程度(勤務時間は応相談)
勤務日数・時間:週5日(月〜金)、勤務日数は応相談
給与:
まちとこ:時給900円
つなぐ:時給1,000円
福利厚生:住居(寮)あり
- 初月18,000円/月(お試し移住プログラム)
- 2ヶ月以降31,000円/月(女川向学館の職員寮)
働く環境:服装自由(教育現場での活動になるので節度ある服装)、あだ名で呼び合うようなフラットな職場環境
募集人数:常時3名程度
応募資格:《必須》子どもの状況・個性に応じて意図を持って関われるコミュニケーション能力
《歓迎》保育士・教員免許取得者、取得予定者、教育や福祉現場(保育所、学校や塾、NPOなど)での活動経験
その他:副業も可能です。(内容によって要相談)
応募プロセス:
- 下記フォームより必要事項を記入して申し込み
- 事務局から申し込み確認メール&面談日程の調整
- オンライン面談の実施
- 事務局から活動についての通知
体験談
実際に教育インターンプログラムに参加した、水谷那南による体験談をご覧いただけます。
こちらのリンクよりご覧ください。
〜水谷那南のプロフィール〜
名前:水谷那南(なな)
出身:東京都
大学:中央大学文学部フランス語文学文化専攻3年(2023年1月時点では休学中)
申し込み
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