何万匹もの稚貝を数える

何万匹もの稚貝を数える

小さい頃に布団に入って、やたら暇なときに天井を見上げながら1から数えられる数まで数を数える、ということをやっていました。僕の記憶の限りでは千を目指して数え上げておりましたが、なかなかまともに線まで数え上げることは出来ませんでした。途中でどこまで数えたか忘れたり、頭の中で数を数える声が急に絶対次の数ではない数を読み上げたりと、大きな数を数えるのは意外にやっかいなものでした。

研究拠点で海に出せる位のサイズまで大きくなった稚貝は、中間育成ということでカゴに入れて船の下に垂らされるのですが、このときに中間育成に出した稚貝の数は数千、数万のオーダー。しかもこれらを決めたとおりの数に分散する為に数えるという作業があります。これを僕と、インターンの一人のジョージ君と主に行っていたのですが、これがなかなかに難関でした。水槽の中に入っている稚貝をカウンターで数えても、ほとんど同一に見える貝が無数にあるので、先数えた貝がどれであったかすぐに忘れてしまいます。繊細なこともあり、それらを綺麗に並べて整えられるわけでもありません。結局、目を鍛えに鍛えて、100位の単位で稚貝を数える技を習得しました。これからの生活に活かしてみたいところです。

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