新米漁師が伝える 漁師の仕事①

新米漁師が伝える 漁師の仕事①

おためし移住の制度を活用して女川町に滞在しています鈴木隆太です。

前回の投稿で漁師になるために女川町に来たということを書かせてもらいました。

今日はその続きです。

今回は「漁師の1年のタイムスケジュール」をお伝えできればと思います。

僕がお世話になっている漁師のお家は「定置網漁」と「牡蠣養殖」の2つの事業をやっています。

定置網漁とは?

https://www.hokumo.net/fishery/net/about.html

牡蠣養殖とは?

https://job.fishermanjapan.com/column/3110/

年間スケジュールは大まかに以下です。

【年間スケジュール】

1月→牡蠣のメンテナンス(1月はオフシーズンなので休みを多く取る)/牡蠣の出荷 終了

2月→定置網漁の準備(網のメンテナンス/仕掛けのメンテナンス/船のメンテナンス)

3月→定置網漁の準備(網のメンテナンス/仕掛けのメンテナンス/船のメンテナンス)

4月→定置網漁の準備(網のメンテナンス/仕掛けのメンテナンス/船のメンテナンス)

5月→定置網漁スタート/牡蠣の養殖準備

6月→毎日定置網漁(網の入れ替えなどのメンテナンスも実施)/牡蠣の種つけスタート

7月→毎日定置網漁(網の入れ替えメンテナンス/カツオ船にイワシを売る対応など)/牡蠣棚のメンテナンス

8月→毎日定置網漁(網の入れ替えメンテナンス/カツオ船にイワシを売る対応など)/牡蠣棚のメンテナンス

9月→毎日定置網漁(網の入れ替えメンテナンス/カツオ船にイワシを売る対応など)/牡蠣棚のメンテナンス

10月→毎日定置網漁/牡蠣棚のメンテナンス

11月→定置網漁終了(定置網の片付け/仕掛けの片付け)/2年前に種付けした牡蠣の出荷

12月→牡蠣のメンテナンス/2年前に種付けした牡蠣の出荷

1月〜4月まではほぼ海には出ずに陸で今シーズンの漁の準備をします。

また、定置網漁と牡蠣の養殖の漁場までは港から5分〜10分の所なので毎日陸に帰ってきます。
(遠洋漁業(カツオ/マグロ)は10ヶ月ほぼ海の上で生活したりします。)

準備期間にどれだけ緻密に準備するかが鍵になっているのと、海に出れる時は毎日出るので技術・体力が重要になってきます。(どんな仕事も根本は一緒なんだなと痛感する毎日です。)

写真は陸で定置網の準備をしている風景です。

↑イワシを入れる生簀の枠組みです。

↑定置網につける機材です。

次回も漁師の仕事について書けたらと思っています。

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