真布です。シェアハウスの生活にも、女川の寒さにも、だんだんと慣れてきました。でも、朝早くに起きて、つま先でむき出しの木の廊下を歩くことは日課となっています。とはいえ、漁師さんだともっと早く起きてて寒いのかなと思うと、蛇口をひねって冷たい水で顔を洗い、今日も1日がんばろうかなと思えます。
ところで、今日は女川でも、中心部からは歩いていくのが難しい女川原子力発電所PRセンターと竹浦地区に行ってきました!一緒に行ったのは9人の学生と15日からシェアハウスにきた草野くん。
震災を乗り越えた女川原子力発電所の凄さと東北電力さんの安全に対する意識の高さを感じました。竹浦では、女川ししふりを見学させていただいたうえ、太鼓や獅子舞を体験させていただきました。地域の伝統をよそから来た若者に教えてくださる、おもてなしの心と竹浦のみなさんの元気と絆が垣間見えました。
私も太鼓を体験させてもらったのですが、その練習よりも心を奪われたのが竹浦の子どもたち。小さい子は4歳から練習に参加していて、練習を初めてまだ半年にも関わらず、堂々と太鼓を叩いている姿に心からすごいなあと思いました。子どもたちと話してみると、家族一同で参加していたり、子どもの自分だけさ練習に来ていたり様々ですが、自分の意思で地域の伝統芸能を継いで学んでいるのだと思いました。自分の幼少期と比べると、すごい違いです。
そして、私より数歳年下の高校生。練習に来ている地域の子どもの面倒を見たり、大人と同じように力強く太鼓を叩き、獅子舞を演じているのを見てパワーをもらいました。竹浦の長に「この町のホープ」と言われて、はにかむ笑顔で、この子は高校生だったんだと現実に戻らされた一方で、このような子どもたちが女川にいることはとてもワクワクだなとも同時に思いました。
今日お世話になって方々、ありがとうございました。
学校の勉強では9+1=10なんだけれど、9人のインターン生に1人のゲストが加わると、9人では経験できないような、その時にしかできない体験ができるのかも。隣にいる、今一緒にいる人を大切にしたいなと感じる1日でした。そして今日もやっぱり笑顔があふれた1日でした。
投稿者プロフィール
- 2019年春期復興・創生インターン生。大阪生まれ大阪育ち。大阪大学4年です。
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