早起きは三文の徳

早起きは三文の徳

「早起きは三文の徳」とはよく言ったものですが、私はこのインターン期間中、毎朝4時半に起きてランニングをしています。

理由は至ってシンプル。「その日の生産性が少し上がる気がする」ただそれだけなのですが、実は早起きをした人にしか味わえない、最高のご褒美があることに気づきました。

それは、女川の海が見せてくれる、圧倒的に美しく壮大な景色です。

太陽が顔を出す直前、空がじわじわと深いオレンジ色に染まっていく瞬間。この「朝焼け」に出会えたとき、自分の中に不思議なパワーが湧いてくるのを感じます。

静まり返った街で、この景色を独り占めしているような感覚。「みんながまだ寝ている間に、自分だけがこの景色を見ているんだ」という、ちょっとした特権階級のような優越感に浸りながら走るのが、毎朝の密かな楽しみでした。

「俺は誰よりも早く起きて、この景色を独占している!」……なんて思っていたのですが、海を見れば漁師さんたちは私よりもずっと、それこそ遥かに早い時間から海に出て仕事をされています。

私が「早起きのご褒美」なんて言っている時間に、すでに現場で戦っている方々がいました。
「負けた!」という気持ちになるのも、また女川らしい朝の風景だと感じました。

自分を律するための早起きが、いつの間にかこの景色に出会うための習慣に変わっていました。

この美しい朝焼けを毎日見ることができる。それだけで、女川という場所には計り知れない財産があるのだと感じました。

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