早いことでお試し移住も最終日を迎え、このブログは実家で書いています。
女川生活、本当にずっと楽しかったなーーーーー
今日の朝は実家で目覚めて、あ、もう女川のあの部屋じゃないんだと寂しくなりました。
なんだかしんみりしてしまうので、とっても楽しかった女川最後の1日のお話しを。
女川で過ごす最後の1日は、午後からさかなちゃん宅でコーヒーの焙煎体験&居酒屋ようこさんでのお手伝い
どちらも初体験、チャレンジがしやすいまち・女川町らしい1日だったのではないでしょうか(?)
まずはコーヒー焙煎体験
さかなちゃんにレクチャーいただきながら、ルームメイトのまゆとそれぞれのロースト作りに挑戦
私は実はカフェでアルバイトをしているのですが、コーヒーはいつも焙煎された後のいわゆるコーヒー豆をマシンで挽いているだけなのでそもそもコーヒー豆ってはじめからあのダークな色じゃないの?!と驚きました
コーヒーの生豆の色はカシューナッツとかピスタチオみたい。
これを200度周辺でカラカラと焙煎しつづけるとあのコーヒー豆ができあがるのです…!!
豆のぱちぱち、ぽんぽんといった音を聞いてここだ!というタイミングで火を止めます。
どのタイミングで止めるかによってコーヒーがいわゆる浅煎り・中深煎り・深煎りと変わります。
温度や音を注意深く見ていないと豆が燃焼してただの灰になってしまう、とても繊細な作業なのです…!
まゆはブラジルの豆でまろやかな口当たりの浅煎りを
私は苦めが好きなのでパプアニューギニアの豆で中深煎りにローストしました
それぞれローストした豆を挽いて甘いお菓子たちと一緒に飲みました♪
新鮮な豆で入れると、ドリップした時に写真のように上がもこっと盛り上がるそうです!
ここまでのもこっをみなさんご覧になったことはありますか?
新鮮なまゆロースト&しおりローストとっても美味しかったです!
さかなちゃん、レクチャーと美味しいコーヒーをありがとうございました!♡
そして夜は居酒屋ようこさんでお手伝い!
居酒屋バイトの経験はないので、ようこさんたちの足を引っ張らないだろうかとドキドキ
ですが、さすが40年もお店を切り盛りされているだけある、動きに無駄がありません!
ようこさんは修行していた年も含めればもう48年飲食店で働いているそうです。
私はお客様の前に出てオーダーを取ったりお酒を作って運んだり、空いたグラスを洗ったり…
不慣れではありましたが、ようこさんとなるみさん、そしてお客様たちに助けられて楽しくお手伝いできました!
お酒づくりは家でもやるので上手にできていたと思います!
ただビールサーバーは家にないので、大好きなビールを自分で入れられるようになったのがとても嬉しかったです!♡
そして、この日はご飯ものがたくさん出た日で炊飯器が空になってしまいました!!
ようこさんのご飯、美味しいですもんね
私は賄いでようこさんイチオシの梅のお茶漬けをいただきました。なんと別にもりもりの唐揚げつき。
お腹いっぱい、優しい味の美味しいご飯を食べれて幸せでした!
そしてあっというまにお手伝いは終了!
お手伝い後の一杯は自分で!乾いた喉に自分で入れたビールを流し込む…最高の瞬間でした
何より、女川滞在中に特にお世話になった方々が集まってきてくださってとても嬉しかったです
一緒にお試し移住中のみんなも来てくれました☺︎
みんなで最後の夜に乾杯して歌って、話して、BeReal撮って…
女川の人と場所のあたたかさを改めて知りました。
最後の夜に大好きな人たちに会えて本当に嬉しかったです!!!
今年は居酒屋ようこ40周年。
厨房でのようこさんを見ていれば50年、60年、それ以降もみなさんに愛されて居酒屋を切り盛りしている姿が容易に想像できます☺︎
またようこさんで飲んで食べて歌う日が楽しみです!♪
最後の夜をこのまま終えるのはなんだか寂しくて、お試し移住中のみんなと夜中にパンケーキを焼きました
大学生すぎるって!!!自分でツッコミます。
なんでパンケーキ?まゆがパンケーキを焼きたがっていたから、ただそれだけの理由です。
今のパンケーキミックスはすごいですね、箱の中にもうメープルシロップが入っています。
わざわざ買ったのに…まあ大量にある分には問題ないですからね。
あと、たまたま冷蔵庫にホイップクリームがあったのですが、氷も電動泡立て器もないためうまく泡立たず…
仕方なく中途半端に混ざったクリームにディップして食べました
別に固形じゃなくても美味しい!なんなら私は液体ディップの方が好きかも。
中東によくある、汁でビタビタになっているスイーツたちを思い出します。
みんな眠い目を擦りながら私の最後の夜に付き合ってくれてありがとう!!
そんなこんなで私の10日間の女川お試し移住は終了しました。
帰る前に、パンケーキを一緒に作ったみんなでお昼ご飯を食べました
ずっと気になっていたスパイスカレーのお店・Blue Coral Reefさんへ
私はカレーが大好きで、大学1・2年生の頃はよく友達とカレー屋さんめぐりをしていました
なのでもちろん1種類でも多くのカレーを食べたい!迷いなく2種カレーを注文。
骨付き鶏のスパイスカレーとキーマココナッツカレー(タイ風)のコンビにしました。
そしてラッシーと迷いつつ、ホットチャイも。
このホットチャイがこれまた美味しいんですよ。
運ばれてきたカレーは絶景
カレーは飲み物とかいう人もいますが、カレーは食べ物です!!!
このカレーを食べればわかります。カレーは味わうものです。こんな味わい深いカレーを飲むなんて言語道断。
わかりにくい表現で申し訳ありません、「美味しい」は使いすぎているので違う表現で「美味しい」を表現したかったのです。
最後の女川ごはん、最後までめちゃくちゃ美味しかったです
電車の時間がギリギリそうでお店を一人で飛び出したのですが
なんとお試し移住者でパンケーキ組のみんなが後を追ってお見送りにホームまで来てくれました(滝涙)
みんな短い間だったけどありがとう、こういう仲間に出会えることもお試し移住の醍醐味ですね。
また女川で会いたいな☺︎
帰りの電車で女川の好きなところを考えてみました。
このブログに書いてきた人や場所の温かさよりももっと具象的な好きなところは何だろう、
振り返って気づきました
みんな「帰らないで」ではなく「いつでもまた帰っておいで」と言ってくださるのが女川の好きなところです。
いろんな人にとっての、もう1つのふるさとになっているのは、こういうところだろうなと思います。
自分をいつでも待ってくれている人がいる、やさしさを広げて待っていてくれる
自分が素直になれて、その素直さを絶対に包み込んでくれるという安心感が
女川にはあるんだろうな。
そんな女川を作っているのは自然と街のみなさんです。
私が女川に来た時は色々と内側に問題を抱えていました。
言葉にして誰かに相談しつづけてもなんだか消えないわだかまりを抱えていました。
こんな不調なまま人生を生きていくのか、生きるのって大変で辛いな。
みんな大人はこんな気持ちの悪い得体の知れない重さを抱えて生きているのかな。
そんな状態で女川に来ました。
でも今はその気持ち悪い重みも、わだかまりも、不安も、人生の苦しさも
全部綺麗に消えています。
本当に全ての調子がもとに戻るどころか、成長して良い状態になっているような感覚があります。
何ヶ月、下手したら1年くらい不調だったのに女川の10日間で本当に元気になりました。
何が私を変えたのか、まだわかりません。
でも女川に来なかったら、ずっと不調なままだったと思います。
私は然るべき時に女川に来たんだろうな、そんな気さえします。
そんな事情からしても、女川に来てよかった!
人生に疲れたら、何か問題を抱えていたら、旅に出よう。
そしてあたたかい町に向かおう。
本当に10日間お世話になりました。女川はもう私のふるさとです。ふるさとにさせてください。
また帰ってきます。
投稿者プロフィール

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上智大学3年生。哲学を勉強しています☺︎
福島県相馬市出身の浜っこで、海沿いで読書するのが好きです。
『ゴッドファーザー』がバイブル。
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