私は学校のプログラムでお試し移住に参加していて、「私の思う、女川の魅力」を家族に伝えるために、まとめています。ここではレポートに入り切らなかった部分を説明します。
私が思う、女川の魅力は…「”海が見える”津波対策」です!
東日本大震災で津波の被害を受けた地域は防潮堤を高くするのがほとんどで、震災後に東北各地に10メートルを超える防潮堤が出現しました。私も女川に来る前に石巻や気仙沼、陸前高田にお邪魔して、とても高い防潮堤を見ました。
防潮堤により、海辺の景色が一変しました。
震災前の雄勝町
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震災後の雄勝町の防潮堤
石巻市雄勝町では「私が知っている雄勝は青い海の先に山が連なり、幾筋もの沢が輝く。そんな海から見た雄勝が私の原風景です。でもその日は、高い壁で囲まれたグロテスクな景色でした」と語る人がいたり、七ヶ浜町では「防潮堤で逆に海が見えなくなって、怖い」という人や、「地元じゃないようだ」という人もいました。
そういう面で女川町は、目に見えない防潮堤の形をとっていて、駅からでも海が見えるのがとても素敵だと思いました。
でも女川は復興であるけれど、元の街の姿に戻した訳じゃないから地元じゃないと感じる人もいるのでは?と思い、シーパルピア女川の事務局である女川みらい創造(株)さんの社長、阿部喜英さんにお話を伺いました。
「確かに元のまちには戻らないけれど、新しい場所だからこそ女川の外に住んでる人の働く場になったり、お試し移住ができたり、新しいコミュニティの場になっている」と話してくださいました。
ネットの記事では、「震災が来る前と大分変わったね。元は寂しい街だったんだけどすごく綺麗になったんだ」と語る町の人もいて、元に戻すだけが復興じゃないんだな、と思いました。
それに今回、女川の魅力を調べる過程で観光協会の方や漁師さん、阿部さんも含め色々な方にお話をきくことができて、新しいコミュニティの場であるからこその、参加のしやすさがると感じました。
色んな思いを持っている人が集まっていて、その人達とすれ違うだけじゃなく会話ができる、繋がれるというのも都会ではできない女川の魅力だな、と思いました。
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