12年前のあの日、私は午前中に授業が終わり家で新しく来たばかりのテレビを見ていました。
そして2:46ガタガタとテレビの揺れで地震に気が付きました。
本当に経験したことの無い大きな揺れで近所の家の車が縦に大きく揺れていたのを覚えています。
その時にニュースでは「女川」と「石巻」という地名を沢山聞いていました。まさか自分が12年後にその土地に踏み入れているとは夢にも思いませんでした。
私は完全によそ者であり、町の皆さんと気持ちを同じにすることなど出来ないし、涙を流す権利など無い。
ただわたしにできることは目の前の人と向き合い自分と向き合い一所懸命に表現出来ることを表現して行くことしか出来ないのです。
本当に私はちっぽけな存在だと思います。しかし、こんな私にも拍手をくれる方がいる、声援を送ってくださる方がいる。
それが本当に嬉しいのです。
私は今日もどこへ向かうのか分からず、しかし目の前の道をあるきつづけます