こんにちは。元インターンのきこです。
今回はお試し移住者として1週間ほどの滞在なのですが、もう折り返し地点にきています。
帰る日が近づいて、一緒にシェアハウスに滞在中の2人と「帰りたくない〜」と言いあっています。
インターンとしてシェアハウスに滞在していたとき、たくさんの今の私のようなお試し移住者の人たち時間を共にしていて、みんながその言葉を残して去っていきました。
今回、自分がその立場を経験しているんだなと思うとなんだか感慨深いです。
女川滞在が決まって、やりたいことなにかなと考えていたときに思いついたことの1つが「美容室にいく」でした。
ただ、普通にサイトから予約して行くというわけではなく、私にとって女川のお姉さんの1人と思っている方に切ってもらいたいから、京都ではしばらく美容室に行くのを我慢していました。
なんでちょっと我慢して、その方に髪を預けたかったのか。
一番は信頼しているからというのが大きい気がします。
髪の毛は待てば伸びるけれど、私にとっては気分を左右するものです。
最近はとくに自分の周りにあるもの、人、事柄がどんなものであると心地よいのか、どんなものに囲まれたいのかを考えて、その環境をつくることが多くなってきた気がします。
それは女川でのインターン生活で得たものの1つであり、今回の滞在で再確認していることでもあります。
その囲まれたいものとして、できる限りつくった人たちの顔が見えるもの、共感できるものを好んでいます。
例えば、女川の癒しスポットであるOCHACCOさんのフレーバーティーを京都で飲んでいると女川を思い出してほっこりできるし、そのお茶のおいしさはもちろんのことOCHACCOさんのストーリーがあるからもっとおいしく、日々を彩ってくれる特別な時間になります。
「特別な時間」というと堅苦しく聞こえてしまうかもしれないけれど、気持ちを解放してほっこりできたり、もう一回頑張ってみるかと気合いを入れられたり、今の状況を見つめるきっかけになったり、なにに囲まれるかを選ぶことによって自分の生活を自分で素敵にできるんだろうなと思います。
だから今回も、とくに卒業式前の特別な瞬間の私の髪型はその方に切って、染めてもらいたかったのです。
ものだけでなく、どんな人とどんな時間を過ごすのか、それもインターン中はたくさん考えざるを得ない状況になりました。
いくら有名な企業の方々でも、私がインターンだと分かって態度を変えられるなんて経験もすれば、物腰柔らかく私を含めみんなの話を真剣に聞いて裏表なく向き合ってくださったのに実は社会的にとても地位の高い方々だったという経験。
女川でそんな経験をさせていただき、私はどんな人たちに囲まれて生きたくて、どんな人になりたいのか見えてきました。そしてその中でも、女川町の人たちの「これがだめだったらこうしてみよう」と諦めずに頭を働かせることができる、「自分だけではなくみんなのためになることを」という意思を表明した町づくり。私はそんな考えができる人たちに囲まれたい、私もそんな風になりたいと思いました。
私には、女川に来て感じられる特別な時間、女川にいなくても感じられる特別な時間があるからこれからも大丈夫、しっかりゆっくり歩いていくかと思えるなとどこに自分を置きたいかを再確認できている日々です。
帰りたくないなあ〜
投稿者プロフィール
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京都外国語大学 国際教養学科4回生です。
ふらーっと旅に出ること、カフェでコーヒーを飲みながらゆっくりのんびりすることが好きです。
2018年10月〜2019年3月、8月〜9月までインターンをさせていただきました。
女川ラバーの1人です。
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