はじめまして、女川。

みなさん。
こんにちは、こんばんは、おはようございます。
はじめまして。アキヤマ ヒロシと申します。

本日(5/13)から、1週間ほどの短い間ですが、
お試し移住で女川町にお世話になります。

女川について最初思ったことは、
あの津波があったことを知らなかったら、
普通にきれいな町だな。
そのままスルーして町のうつくしさに感動するだけで終わってしまいそう。
そのくらいきれいな町だなと思いました。

女川駅の改札口からの眺め。海まで一直線に見える素晴らしい景色です。

と、いった感じで、
初回のブログはサクッと終わらせるつもりでしたが、
誰かに話したくて仕方がない出来事があったので書かせてください。

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女川駅近くのコワーキングスペースがある「女川フューチャーセンターCamass」での、
お試し移住のオリエンテーションが終わり、
さっそくJR石巻線 浦宿駅のすぐ近くにある、滞在先のゲストハウスに荷物を置きに行きました。
そして、女川駅へ電車に乗って戻ろうとしたとき、その出来事が起きたのです。

切符を買おうと待合室に入ると、目の端でちらっと認識しただけで、
ファンキーなルックスであることがわかるおじいちゃんが座っていました。

・ピンクのモヒカン（サイドヘアが少ないだけかも）
・スカジャン着用
・チョコレートのソフトクリームをもりもりと召し上がっている

手短に語らせていただくとそんな方です。
気にせずに、切符を買おうとしたところで、
やはり話しかけられてしまいました。

おじいちゃん：
「おわわあいいうのあい」（女川へ行くのかい？）
「いいおあい？」（石巻？）
「えんしゃううの？」（電車来るの？）

私：
入れ歯を忘れてきたのだな。
なるほど、だからソフトクリームをもりもりと食べてるのか。
と、理解しつつ。
「女川に行きますよ」
時刻表を指差して、
「あと5分で来ますよ」
と答えました。

おじいちゃん：
「いっぷいっおいあっえうえるあい？」（切符一緒に買ってくれるかい？）
「おあえあうあら」（お金あるから）
と、1000円札を渡されました。

なるほど。
これは、『今日女川に来たばかりで、わからないんですよ。』とは断れないやつです。

私：
「石巻ですか？」

おじいちゃん：
「いいおあい」（石巻）

浦宿から女川まではひと駅だということを知っていたので、
自分の分は初乗り料金の【140円】を迷わず買うことができましたが、
石巻までは切符がいくらするのかまったくわからない。
切符の券売機にはだいたいセットで設置されているはずの、
料金が書かれたあの路線図が無いのです。
（無人駅ってそういうものなのでしょうか？）

しかし、私はスマートフォンを持っています。
本当にスマートフォンが普及した世の中でよかった。
と思う瞬間がまたやってきました。
スッと「浦宿 石巻」で検索すると、結果に乗換案内がすぐ現れます。
そのページを開くと、
そこには【240円】と書かれていますした。
意外と女川から石巻の間は駅の数が少ないのですね。

券売機の240円のボタンを押して、
出てきた切符と760円のお釣りとをおじいちゃんに手渡しました。

おじいちゃん：
「あいあおう」（ありがとう）

と、切符とお釣りを渡したところで、
おじいちゃんはおもむろに
森永チョコレートアイスクリームバーPARM(パルム)を取り出して、
私の手にそっと置きました。

お礼なんだな。と理解したと同時に思ったのは、
ソフトクリームをもりもりと食べているのに、
森永チョコレートアイスクリームバーPARM(パルム)も買っていたのか。
ということでした。

そうして私は女川行きの電車に乗り込んだのでした。

おじいちゃんからいただいた、
森永チョコレートアイスクリームバーPARM(パルム)
溶けてませんでした。食べやすいやわらかさでした。

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1週間の短い間ですが、
よろしくお願いいたします。
（長文失礼しました）