お試し移住を振り返って:
4泊5日は長いようで短い滞在でした。この日数に凝縮された経験と学びたちが、私が女川に対して抱く、直接的なイメージとなりました。
訪問する前は、可愛らしい観光目的の街だと思っていました。例えば、初めて女川のPRビデオを見て感動したシーパルピアのデザインや色、そして画期的なレイアウトを自分の目で確かめることが一つの目標でした。
実際に足を運んで女川・浦宿を中心に過ごすと、可愛らしさはさることながら、そこから観光要素が薄れ、人々が生活している基盤としての女川が色濃く見えて来ました。これは換言するに、震災から復興した町として注目される女川が、その側面を失っても、「普通に魅力的な町」として存続していくことを意味すると思います。そして、今すでにここで生活している方々と、これから女川に住む方々との熱量が均衡に保たれるのではないでしょうか。
全体的な感想として、女川は時の流れか穏やかですね。いつまでも居れてしまうような包括力と温かさが、今の私が女川に抱くイメージです。女川の皆さん、移住プログラムに一緒に参加したAIUの皆さん、素敵な時間をありがとうございました!