はじめまして。秋田の国際教養大学から女川にお邪魔しています、宮下加奈子です。出身は群馬県で、今年の9月に東北にやってきました。剣道やフラなど身体を動かすことと、読書や芸術に親しむことが好きです。参加のきっかけは、大輝さんが女川について説明する会にたまたま参加させていただき、ここの素直な自然と地元の方々の活力に惹かれ、ぜひ訪ねてみたいと強く思ったからです。
実際に到着して、第一の発見は町の小ささでした。早朝、朝日を眺めようと山を登ると、商業施設や住宅が一ヶ所にぎゅっと集まっており、この密度の高さがコミュニティ結集による復興を体現していると感じました。それぞれに集う施設が個性を発揮しつつも全体としては調和が保たれており、かつ、朝日が一直線上に眺められるように設計されており、それが女川らしさではないかと感じました。自然に生活の基盤を破壊された過去を持ちながらも、自然を尊重しながら再出発している姿に、とてつもないバイタリティを感じました。
当たり前に人同士が顔を合わせて会話する場所、安全に暮らせる場所、暮らしを充実させられる町で、これからの滞在が楽しみです。