私の”メガネ”とそこから見えた景色の話

私の”メガネ”とそこから見えた景色の話

みなさんにとっての「メガネ」はなんですか?

こんにちは、10日目のさなです(^^)

ちょっとだけ含みをもたせた問いかけで始めてしまいました笑

というのも。

そこにあるものをありのまま見ている人、って私はいないと思うんです。勿論、何を通すかは人それぞれ。気持ちを通す人もいるかもしれないし、知識を通す人もいるだろうし、記憶を通す人もいるでしょう。

そして、それらが混ざり合って、適宜切り替わりながら、「その人の視点」つまり「メガネ」が生まれるのだろうと思います。

さて、今日は私の「メガネ」についてお話をしたいと思います。

昨日は私が所属している団体、Always With Smile、通称AWSの活動日でした。

この団体では、月に1回女川町にお邪魔し、アカペラを通して「女川町のお兄さんお姉さんになろう」「全員がハモれる町になったら素敵だよね」を心に据えて活動をしています。

ありがたいことに、積み重ねていく中で、私たちの活動を受け止めて下さる方がいてくださり、続けることができているのですが…

実は私はいつも疑問に思っていました。

「団体がアカペラを選んでいる理由ってなんだろう?」

ただ交流するだけなら、歌なんていらない。

もしかしたら料理の方がいいかもしれない。

ハモれる町ってなんだろう?

もちろん、私は2個アカペラサークルに入っているぐらいアカペラが大好きだし、

音楽しかできないから、アカペラを選んだけれど……

ハテナが浮かんでは消えを繰り返していました。

そんな中で。

何かを言われたわけではないけれど、

アカペラって声があればできるものだから、とってもハードルが低くて。

でも、「ここどういうイメージで歌う?」なんて目標を緻密に共有しなければハモれなくて。

ずっと先輩方に言われていたことが、自分の景色としてふと見えてきたのです。

 

そんな、ハードルの低さと、お互いへの信頼を持ちながら、町の人たちと交流してみると、

これまで「楽しい」「嬉しい」「あったかい」が一番にきていた手前に

「なんか繋がっている気がする」がやってきたんです。

 

「お前らが来たから、俺もこんなことしてみようと思うんだ。」

活動の中で、私たちにそう伝えてくれた方がいました。

もちろんそれは、その方がたくさん考え抜いた結果です。

私たちは私たちで、自分たちが嬉しいことを最初にしているだけだけど。

その方が考え抜いた結果、に、私たちという存在をその方が繋いでくれたこと。

 

本当に嬉しかったし、何かが、私の心に届きました。

 

アカペラを通した女川町。

見る幅を狭めてしまうこともあるし、見方を曲げてしまうこともあるだろうけれど。

私は、私の今のメガネが大好きだし、このメガネを通して見えるこの景色が大好きだって、心の底から思いました。

全部、全部にありがとうです。

これからもよろしくお願いします(o^^o)

 

天野紗菜

投稿者プロフィール

Sana Amano
Sana Amano
東京の大学4年生です。
武将ちゃんって呼んでください。
好きな食べ物は麻婆豆腐です。
Close Menu