忠言~滞在二十九日目~

忠言~滞在二十九日目~

今日もアルバイトでした。

朝から調理の方に話しかけられました。

私はレジなのですれ違った時に挨拶するくらいの関係でした。

厨房から様子を見てたようで、黙っている時間が多いという忠言でした。

一人一人役割が与えられていて、短期間でも何か請け負ってやるべきだということです。

新人は皆見守っていて、何かやりたいことがあれば任せる環境にあるようです。

私は以前の会社では自由が効いた方ですが、それでも越権行為を無意識に行ってしまうので自重するようになっていました。

営業の時は成績が関係するので結局のところ自説を貫いて辞職しました。

ただ以前の会社でも今回でも自分のストレスをぶつけるような叱責ではなく、私のことを思った忠言であったはずです。

最初の頃は商品ごとの売れ行きを考えて、値下げや商品の配置場所の移動をしていました(無断で)。

一言言ってくれないでやってしまうのはまだ直っていないようで、そのせいで反感を買うことはよくあります。

それからは声だけかけて行動しないという姿勢を貫いていました。

実際は許可取って動くのが一番なんですがね。

 

私自身大学までリーダー職を取ることが多く、社会人サークルでも主催として指揮を執っています。

私は叱らないリーダーとして親密感を意識して動いていました。

ですが組織として緊張感というものがなくなり弛緩した雰囲気を醸し出してしまいます。

甘く厳しくは見極めが難しく、それ故にリーダーシップ論という科目まで存在するほどです。

ただ時にリーダーは嫌われる選択を取らなければなりません。

調和を保つことよりも組織が発展して、人が成長出来る環境を醸成することが一番ですからね。

これから経営者になるならそういったことにも気配りしていく必要があります。

時に厳しい忠言でも相手を思ってのことが伝わるはずです。

今回も最初に「おせっかいかもしれないけど」、最後に「余計な事言ってごめんなさいね」ということを言われました。

新人に出来ることは少ないですが、それでも積極的に動くことだけは誰にも負けてはいけませんね。

投稿者プロフィール

てるい
岩手県出身の25歳。大学から東京で卒業後に東京で新卒のサラリーマンとして勤務。副業で行っていたビジネスを本業にしたものの法的にグレーなことだと発覚して脱退。前回の滞在後にプログラマーとして独立して戻ってきました。人の拠り所となるコミュニティの形成のためライフスタイルを変えてみる地方移住を体験して、復興で注目される街である女川町について情報発信していきます!
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